いずれの日もチャージとは別にドリンク代¥500頂戴いたします。
どのパーティもお薦めですので 興味をおもちであればぜひ遊びに来てください!
ご予約は チケット予約フォーム にて常に受け付けております。
1(水)
『同じ月を見ている』
Lup / sakimori / ノマノタロウ / ボタン
『同じ月を見ている』とは土田世紀先生の超名作漫画のタイトル。3人の主人公が皆純粋な愛を求めるあまり、もつれていく人間関係を描いた漫画。今はなきヤングサンデーで連載されいたものですが、当時立ち読みでかなり喰らいながら読んだものです。この日の出演者がそういう悲哀を唄うミュージシャンというわけではないですが、丁寧に言葉を紡いでそれぞれの景色を描こうとする姿勢に、なんだかこの漫画を思い出し、タイトルに拝借しました。
Lup。京都の天才?仙人?妖精?の大澤率いるドラムとのデュオ。世界中を旅しているような気持ちにさせてくれる牧歌的な歌を紡いでくれる大澤の、それに沿ったギタ―もしくはピアノのセレクトとそのプレイがさらにこちらのその印象を色濃いものにしてくれます。相方の増田のドラムも、かつて別のバンドで見せていたパワープレイは鳴りを潜め、ディスイズな音量感でフレーズを奏でる様もいぶし銀。本当に美しい音楽を聴かせてくれます。
sakimori。USものを中心に所謂インディーロックを鳴らしてくれるバンド。おそらくは日本人ではくるりから始まった音楽的趣向であると思うが、よくあるなんとなく輪郭をぼやかした日本語のギターポップに留まっていないのがいい。ちゃんとその奥にある狂気ともいえる音楽愛に着目し、形よりその程度に敬服してる。これだよ、これ。
お久しぶりのノマノタロウ。お休みしていたMeiouseiが復活、バンドでの再出演の前にソロで登場。彼自身、かなりの読書家で、だからこそ、彼の表現は「歌」という方法論を使ったストーリテリング。猟奇的とすら感じることもあるエログロナンセンスには主人公が抱く多大なロマンチシズムが。彼の作品こそ土田作品の深みに通じるかも。
ボタン。初登場。各所でいい噂を聞くのでとても楽しみ。京大のEMBG所属、yoeiの後輩か。左京区のモラトリアムの香りがしっかりの感じられるフォークロックのテイスト。BPMの高いロックンロールナンバーになると踊ってばかりの国を思い出させるサイケ具合。いい出会いになりそうな予感。
世の中は10月に入り朝晩は肌寒く秋本番。秋の夜長を楽しむにはもってこいの趣深い夜。お楽しみに。
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2(木)
『ヘビーな感情』
MY HEART IS SCREWED / アラレ / Dry Creation / buzz off
「ヘビーな感情」というと、重たい、メンヘラ的な恋愛模様を思い出したりしますが、ヘビーな(音に宿る)感情、ってとこですね。タイトルの意味は実は超単純だけど、なんか、思わせぶりなことってしたくなるじゃないですか。そういう人に振り回されてメンヘラになっちゃうんですけど!ま、この話はもういいか。みんなヘビーな音でそれぞれの表現をしてくれるってだけっす。
MY HERAT IS SCREWED。おっさんとおばはんによる大人げのないバンドです笑 とか言うと聞こえが悪すぎるな。しっかりキャリアのあるミュージシャンたちが集まって今だからこそ素直に自分の好きな音楽をやろうぜ、って去年始まったバンド。出すべき音色や音量、鳴らすべきフレーズへの解像度が異様に高く、さすがのものを見せてくれます。ずるい。ギターの伊藤くんのボードが異様にでかい。絶対そんなに要らん。でも楽器屋だからそうなるのか笑(伊藤君はワタナベ楽器勤務、お世話になっております) あ、簡単に言うとスマパンです(彼ら来日行ったのかな…)
アラレ。初登場。ポストロックやシューゲイザーと呼ばれる音楽に真っすぐ向き合うバンド。女性ボーカルゆえにどうしてもきのこ帝国やHammer head Sharkからの影響がちらつくけど、実際見てみるとどういう印象を受けるのか楽しみですね。この手のバンドのオペ、超得意なんだよな、おれ笑
Dry creation。初登場。名前がいいですよね。人間ってすぐにウェットな感情に訴えがちですが、そうじゃないスタンスを大事にしてるのか。ウェットな仕上がりも大好きなんですが、だからこそドライなものへの魅力も高まるんです。音源はもう、超ミニマルですね。音数の少ないニューウェーブパンク。これ好きだわ。出す音は強そう。
buzz off。こちらも初登場。グランジのダークさが匂う音楽ですが、ローファイというわけでなく音楽としての情報は多い。90年代のシアトルというよりかは、80年代のマンチェスターかな。ニルヴァーナよりもパブロハニーの頃のレディオヘッドの感じ?どちらにせよ大好物なので楽しみですね。
若い初登場3組にMHIS当てるかね、俺もやることえぐいね。でも、この3組のうちどれかが大優勝で大番狂わせかもしれないし、MHISのボロ勝ちで大本命ってことも勿論考えれらます。でも、皆がちゃんと、鳴らしたい音楽に沿って演奏しようとしているスタンスを持ってそうなので、とても音楽への愛の純度の高いnanoっぽい夜になりそうですよ!お楽しみに!
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3(金)
『第3回PATRIOTTO』
Jose digital single"アストロボーイ" release tour
「COSMOZONE TOUR」京都編初日
Jose / half years ROM / MELTME(duo) / エダワカレ / Comedownthere
それぞれのオルタナティブなロックを奏でるJoseとHalf Years Romによる企画、PATRIOTTOの第3回。有名な地対空ミサイルの名称ですが、JoseもROMも根っこがアホなので「なんか!強い!名前!」みたいに選んだだろうな…。いや、これにはちゃんと意味があって、地面から上を見上げ、上空を飛び回るセルアウトしてるミュージシャンなんか撃ち落としてやんよ!!みたいな意気込みだったりして。まあ、ないだろうなあ笑 ま、なんでもいいです。本人たち気に入ってるみたいだし。それが一番。
昨年信頼しきって世話になりまくってたライブハウスだったGROWLYが閉店し、生活の中で欠けてしまった部分は自ら補うべし!打つべし!!打つべし!!!(企画を)というモチベで始まったと聞きました。こういうムーブ、さすがだなって思います。基本、二つとも行動が早いんすよね。素晴らしい。
さて、その第3回が晴れてnanoで開催されるのですが、イイメンツやないかぁ、こらぁ。Joseのシングルのリリースツアーの初日も兼ねてるみたいで、相当気合入ってますね。JoseもROMも最近はずれのないステージばかり見せてくれるバンドですが、その上で自ら強敵と呼べる相手を連れてくるブッキング、これ企画イベントのあるべき姿ですよね。馴れ合いはねえ、やっぱいかんよ。いや、どのイベントはそうなのかって話はしてないんですが、同世代ばっかで集まってとかじゃなくて、音楽的にリスペクトできること前提に「この対バンでやってみてえんだ!」って気持ちがめっちゃ前に出てますよね。とっても強くて美しいラインナップだと思います。
Joseの血の滾るロックンロール、ROMの世界でたった一人の自分に生きる意味を見出すための詩作、MELTMEのよりミニマルで二人の音楽の根本を見せようとしてくれるデュオセット、エダワカレの奈良イズム満載のスケールの大きいロックバンド像とは裏腹のプライベートな人間賛歌、CDTの気持ちいいくらい突き抜けたカリフォルニアの青空(想像)みたいな西海岸美メロ、いや、ほんといいっすね。nanoでやるならこのメンツっしょ!てやつ。
これを開催するにあたり、Joseの今野兄弟とROMのQTとは飲みに行くことから始めました。だから主宰2バンドとハコとのヴァイブスは上がりまくってます。ただでさえ仲いいのに、それ以上に、です。こいつは見ものですよ!お楽しみに!!
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4(土)
昼の部:
ベランダ presents『夜明け生まれの人たち vol. 07』
ベランダ / Nagakumo
チケットはe+にて販売中
おお、やった、ベランダの企画だ。土曜日の昼イベントです!
ずっとご無沙汰だったけど、去年のアルバムリリースからボロフェスタの街の底、11月のワンマン、3月の周年、そして今回と、京都で活動してた頃くらいの頻度で会えてますね。嬉しいな!好きだし!単純に!今回は翌日岡山でライブが決まっているようで、その道中nanoでライブできませんか?と連絡をくれて実現。向こうからnanoでやりたいって言ってくれるのが本当に嬉しいですね!もっかい言うけど、大好きですからね!!
さて、ベランダの何が好きかって、色んな要素ありますが何よりもまずGtVoソウシの歌ですよねえ。ファニーなストレンジポップな具合にまずは耳がいきがちではありますが、絶対的にオルタナティブな音楽であることを第一義にしてるんですよね。いや、ベランダにとってはそれが何よりポップなものではあるんだろうけど、あ、だからこそか、ストレンジでありながらめちゃくちゃポップソングとして成立してるのか。で、あの淡々と唄う声ですよね、ポップさが立つのに、温度があるのかないのかわかんないような、歌い方するからそこにマッドサイエンティストっぷり(個人的見解)が窺えるんですよね。ちなみに僕が一番好きな歌詞は「IZUMIYA」の千本今出川の風景を描きながらその景色にいる人間たちに放つ「お前何様なんだよ 甲子園に向かって毎朝敬礼しろよ 球児に道あけろ」ですね。なんか、ほら、やばいやん笑 で、そのストレンジなアレンジを完遂できるソウシ含めたメンバー全員のその音楽への解像度の高さ。かつ、例えばでいうとこころの「エモコンプ」が解除したときの激オルタナロックチューンも飛び出すんですよ。勿論それも鳴らし切るベランダとしてのバンドの輪郭太すぎる実力、素晴らしいですよね。で、ちゃんとですね、こういったベランダの音楽(所謂オルタナ)が好きなお客さんに支持されてるっていうね、いやもう、この話終わらんわ。また言っとこ。大好きやねん。
で、今回2マンの相手として連れてきてくれたのが大阪のNagakumo。かなり久々のnano出演ですが、このバンドも素晴らしいですね。何がってこちらもまた楽曲の完成度がハンパない。ネオ渋谷系なんて言葉が持ち出されていますが、確かに僕ら世代も大好きなフリッパーズのような飄々とした音像でありながら、そのアレンジの緻密さにこれまた狂気じみたものを感じます。ずっと前に出たときには、それを鳴らすにはまだまだ経験値が足りなかったかもしれないけど、時間も経ちそれ以降かなりの場数を踏んできたNagakumoはきっとnanoでもすげえいい演奏してくれるんだろうなって思うと胸が高鳴りますね。ちゃんと受けとってしっかり丁寧に鳴らしたいと思います!
いやあ、かっこいいなあ、2組とも。ちゃんと音楽なんだよなあ。バンドは形で、自分たちの表現を全うするために選んだ方法論だって言うね、僕が最も好きなバンドの在り方です。頼もしさしかない。こんな2マン、贅沢すぎますよね。しかも昼から。最高のnanoになること間違いなしです!お待ちしてます!!
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夜の部:
コロブチカ presents「ふたりのよふかし」
コロブチカ / ズットユース
チケットはe+にて販売中
京都のギターロックバンド・コロブチカの「もっと!ひみつのよふかしツアー」のセミファイナルになるのかな?元sunny car washのアダム率いるズットユースとの2マン。良いブッキングだなー、これを引っ張て来てくれたコロブチカ、グッジョブです。
関西ではその名を轟かせ始めたコロブチカなんですが、まだまだ全国的には知名度はそこまで上がってないかな。今回のツアーもかなり範囲を広げ、各所でなかなかのメンツを揃えての開催だったからいい流れができてくればいいんだけど。というのも、かなりいいんですよね。いや、好きなバンドは勿論たくさん地元にいるんですが、色々ややこしいこと考えるじゃないですが、ロックバンドやってる人って。基本ダウナーってか、だからこそ紡げるブルースがあるし、一人部屋にこもってインプットした作品の感想を友達どうしで共有し合うこともなく自分だけの宝物にように大切に扱うからこそ発することにできる言葉があるし、そういうもんなんですけど、なんていうんですか、コロブチカは「とにかくピュア」なんです。
めちゃくちゃ無邪気に「うおお、このバンドかっけー!俺もこれやりてえ!!!」的な、バンド始めたての10代の青さを感じるステージなんですよね。で、音楽を摂取することに貪欲。これって絶対にアドバンテージになるんですよ、若いバンドにとって。どんどん吸収できるんだもの。若さ偉大。歳とったら…略。いや、みんなそれなりに聴いてると思うんですが、コロブチカ、特に北原(GtVo)には(もしかしてBaアユムもそうかもですが。あ、この2人が正メンバーです)音楽を摂取することに屈託がない。これ、僕もそうだし、八方美人と言われればそうかもなんですが、かっこいいもの聴いたらあれこれ考えずにまず「かっけー!やべー!」の気持ちが立つじゃないですか。北原はそれなんですね。そういう、真っ直ぐさ?いや、本当にあまり誰にもまねできないドストレートな表現なんですよ、コロブチカの作品とライブって。初期衝動のまま、作品と演奏のクオリティが上がっていくって、こんなに素晴らしいことないっすよ。
褒め過ぎかあ笑 まあ、でも、京都の若いバンドで頑張ってる、頑張りたいバンドたくさんいますが、立派にオーバーグラウンドも目指せるバンドの一つだと思ってます。期待できる若いバンド、その貴重な前夜感味わえるかもですよ?あ、2週間後にまさかの同ツアーのファイナルのワンマンがまさかのまたもやnanoでありますが、一旦忘れて、セミファイナルにきて、そして「やっぱワンマンにもいこ!」ってなるのが正解なんで!!お待ちしています!!
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5(日)
ホールレンタル
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6(月)
休業日
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7(火)
『あなたのうたはどこから?』
堀今日花 / 竹上久美子 / 松原里佳 / 沓名真由
※予定していた寂しがり屋なピアニシモの出演は体調不良によりキャンセル
女性ばかりのシンガーの夜。性別でどうこういう世の中でもないので、こういうのはnanoでは珍しいのですが、ブッキングの希望も相次ぐ中でたまにはいいか、と組みました。みなそれぞれの歌の元がありそうで、季節柄風邪薬のキャッチコピーのパロディでこのタイトルです。
堀今日花さんは春の出演以来。まだ若い大学生からの出演希望で「オリジナルの曲作ってみました」的なまだまだこれからの人なのかなと思いきや、その纏ってる雰囲気や唄い方の特徴をしっかり自分の武器として捉えているようなステージングに驚きました。表向きの柔和さとプレイスタイルによりみえる芯の強さは、大袈裟に言うと矢野顕子のようだなあ、と。
久しぶりの寂しがり屋なピアニシモ。バンドセットでがっつり音を鳴らすパターンもありますが、今回はギターとのデュオセット。声のレンジも広くそれによってロマンチックな詩作の美しさが煽られます。前身のバンド、さらにその前身のバンドからとかなり付き合いの長いVo長谷川先生(職業が英語の先生)、今ではバンドがメインの生活ではなくなったけど、活動できるときにはライブをしたいという気持ちを伝えてくれて今回久々の登場。「nanoに出たい」って言ってくれるのが嬉しいやん。って思ってたら、なんと喉が絶不調で声が出ない…とのなんともかわいそうな連絡が…しゃーなしでキャンセル、たまたま別件で先生と連絡を取ってた竹上久美子(おなじく付き合い超長いシンガー)が出演することになりました!
松原里佳さんは初登場。いしいとまとことSATOちゃんの紹介。彼女の紹介だからめちゃエクスペリメンタルだったりしてと聴いてみればなかなかに骨太な楽曲たち。松原さんの弾くピアノの楽器としてのスペックを最大限に使った荘厳さ、そして芯のある歌声、ただ唄うのではなく音楽を表現されているな、という印象。この人はかっこいいぞ、と。この音楽の存在感があるからSATOちゃんも僕に見てほしいと思ってくれたのかな。
沓名真由さんも初登場。こちらはPangeaの住田の紹介。自分の歌を唄うというはもちろん前提で、鳴らしたい音楽が作る空気に身を委ねたようなスタイル。松原さんのような人としての力強さとは対照的に、好きな音楽へのリスペクトが先に感じられますね。所謂シティポップのテイストで、例えば大瀧詠一のような描きたい風景を先ず第一にしてるそんな作家だと思います。
改めて聴いてみると、唄い手として根っこにあるものがそれぞれでやはりありそうですね。さて、今回の歌たちはどこからきてるんでしょうか?
ちなみに僕の風邪はいつもいつも喉からです。最後にどうでもいい情報、失礼しました。
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8(水)
『光の速さで約9分』
neke / ネアックテアック / anlose / ヨアケノユメ
このタイトルなんだっけ?と自分で銘打ってるくせに、調べちゃいました。答えは「太陽の光が地球に届くまでの時間」だそうです。だそうですってひどいですね…。この日のオルタナティブな志向の強い音楽性、そういった音楽におけるアレンジメントで音楽のロマンチックさを追求しようとするスタイルについて、なんか大きな言葉を探したんだと思います。なんかいいじゃないですか、こういうタイトル。口に馴染みもいい。
neke。ポストロックヤシューゲイザー的なアプローチもありながら曲によってはUSインディーの匂いもする。めちゃくちゃ雑に言うと色んな時代のスーパーカーを一つのバンドでやってる、みたいな。決してエレクトロなアウトプットではないんですが、あの何をやっても確実にあるポップさがnekeにも感じられるのです。だからこそ「こうがいいのでは」というアドバイスを先日伝えたところなのでどう方法論を選んでるのか楽しみです。
ネアックテアック、初登場。「懐郷オルタナティブ」というワードを自分たちの音楽を指して使っているようですが、確かに牧歌的で田園風景が想像できるような広さがありますね。が、その広さの中に存在するプライベートな感情が立っており、キーの低いボーカルの朴訥とした唄い方がそれを感じさせます。アレンジのアイデアに屈託のなさもうかがえ、かなり癖になりそう。
anloseも初登場。ネアックテアックのローファイとは真逆のハイファイな仕上がり。声が綺麗ですよね、とにかく。こういう声で唄えるのって、本当に自分の武器わかってんなあって好印象。余すことなく魅力を最大限に伝えようとするスタンス、素敵です。この声故もありロマンスが爆発をさせるドラマチックな展開が映えまくり。あと、ギターのフレーズに「お?今の何だ?」と思わせる箇所も数あり、ちゃんと癖もありオルタナティブかと。
ヨアケノユメもまた初登場。いいですね、ATフィールド全開の自分だけのパーソナルな歌。夜空を見上げて星座をつないで想像の中の物語を紡ぐような詩作、こういうの好きなんですよ。基本エピローグで言葉を綴るように全てを俯瞰して話をしているようで、スチームパンクの香りもしますね。今回はサポートメンバーの都合がつかずソロの弾き語りでの出演ですが、ソロの方がこの表現はより凝縮されたものとして放たれるんじゃないかとも期待。
nekeもこの春出会ったばかりだし、他3バンドも全て初出演。フレッシュですねー。みんなと友達になれるかなー。
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9(木)
休業日
なんとしてもGEZANを磔磔に見に行きます
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10(金)
-SAY HELLO TO NEVER RECORDINGS Presents-
【SELF-EVIDENT JAPAN TOUR 2025】
SELF-EVIDENT / elephant / e;in / ZOO KEEPER
チケットはe+にて発売中
アメリカのミネアポリスのポストハードコア~エモのバンドSELF-EVIDENTのジャパンツアーがSAY HELLO TO NEVERの藤本さん主宰で開催。京都編にnanoを選んで頂きました。こういう案件嬉しいですね。前回はRupurizeのツアーを開催して頂きましたが、今回もRupurizeほどインダストリアルではないにしても、リズムの妙というか、緻密なアレンジに唸らされるタイプのめちゃくちゃ強い音楽をやってるバンドですね。人間の熱が確実に存在する模様にハードコアのソウルフルな味わいもありますが、めちゃくちゃミニマルな冷たさも音にはあるというか。そのコントラストが、もう、なんていうんですか、五条悟の術式のようでちょっと戦慄すら覚えますね。たとえ悪いかな、僕の中でしっくり来てるんだけど笑
今回このツアーに帯同するのは、山口のelephant。いつかのe;inが年末に開催してくれる「打ち上げ」に登場してい以来?調べてみたら2020年かよ、コロナ真っ只中の大変な時期に京都までよくきてくれたもんだ…。かっこいいんですよ、このバンドも。S-Eよりはさらに熱で押し切るタイプのエモのバンドではありますが、ポストロックでもあると確実に言える細やかなアレンジメントも涎もの。んですね、これがですね、めちゃくちゃ上手いの。縦の合い方、タイム感の共有のされ方、それ故の音圧、もう文句なしのかっこよさ。嬉しいなー。この帯同2バンドの音楽のコントトラスも素晴らしいな!
地元組としてサポートしてくれるのはe;inとZOO KEEPER。
e;inかっこいいですよね…昔アコギ使ってた頃のオーガニックなサウンドのことなんて忘れてしまいそう。って過去の話だから忘れちゃっていいとは思うんですが、この、なんていうんですか、めちゃくちゃ緻密に作られているポストロックインストの教科書みたいな音楽ではあるんですが、結局のところ脳筋…は言葉が悪いか笑、でもそんなアレンジとか置いといて最終的にたひたすらに量と圧に押し切られる「壁」なんですよね。先日ギターの金澤に「転換リハいけるっすかね?」って訊かれたんだけど、「ドン!バーン!やしな」って言ったら「そうすね!」って答えてたのでやっぱ脳筋かも笑
ZOO KEEPER、今いいですよ。やってる音楽がめちゃいいのは前から知ってましたが、それを演奏するためのフィジカルが強くなってきたのと、音の粒の揃え方とか、きっと自分たちで演奏する自分たちの音楽の解像度が上がってきたんだと思います。じっくり試行錯誤を重ねるタイプだからここまで時間がかかってきたけど、こうなってくるとここからが早そうですね。気が付けば全国区になってるかもしれない期待の持てるバンド、今回は僕が藤本さんに紹介させて頂きました。SAY HELLOみたいなレーベルと出会えるの彼らにとっていいことしかないはずだし!
さーあ、これはかなりいいですよ。京都にもこの手の音楽が好きでたまらないミュージック・ラバーたくさんいるっしょ!「来てたんですねーいきたかったー」とかは無しっすよ!マジでマストカムでございます!!
お待ちしております!!
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11(土)
『ドブロク9th full album「エモ逃げ禁止令」リリースパーティーat nano』
ドブロク / ザ・シックスブリッツ / ジョズエ
東京のイケオジ3人組、ドブロクの9枚目のアルバム「エモ逃げ禁止令」のリリパ京都編をオーガナイズさせてもらいました!相変わらずのドブロク節満載のアルバムですが、音がこれまでに比べて多少ハイファイになったかな?仕上がりの中で音楽としてポップになったと思わせておいて、だからこそGtVoカンジの血と泥のまじったようなリリックがより映えてますね。で、そんな風に感じるから、カンジの社会風刺であったりその中で生きる術だったりにおける、個人的な哲学がさらに濃いものとして受け取れるんです。今のドブロク、前からそうだったけど、いよいよパンク、いよいよレベルミュージックになってきたかな!本当にカッコいいわーー。好きだわー。
さて、このタイトルの「エモ逃げ禁止令」なんですが、もうね、「そうそう!マジ禁止!」って首を縦に振るしかないですよね。「エモ逃げ」って何かって言うとですね、例えばロックバンドがライブのMCでなんかええこと言うじゃないですか。いや、それはパフォーマンスの一つだし、観てくれるお客さんたちに喜んでもらうためのギミックの一つだってことは理解してるんです。でも、なんか、自分たちの演奏もままならないのに、そういう話をMCですることでステージのクオリティを保とうとするってかね、仕上がってない奴がそんな話しても空っぽなんすね。つまりは「甘え」だし「逃げ」。それを考える前にやることあるんちゃいますかー!!ってライブハウスの店長は日々思うんですねー。なんてことがあるから、このタイトルをみたときにそれはもうニヤニヤしちゃって。
対バンは「エモ逃げ?なにそれ食っても不味っそうすねー」な二組を。同じく彼らなりのレベルミュージックをまじで鉄壁の演奏と揺るぎない哲学でもって奏でるシックスブリッツはマストでまず決めました。ブリッツ本人のマモルくんも誘うなり「絶対やりたいから返事待って!」って返してくれたし、ざらついた金属の味、つまり基本血の味がするような濁った印象と純粋で透明なイメージをもつ、これはもうパンクって言い切っていいでしょう!なジョズエも誘った時に「それはおもろいすね。今回3人なんすけどいいすか?それの方は合うかもですね」とこっちが思ってたこと全部言ってくれるし、とにかく話が早い。つまり何かって言うと感情的な話とか何もしてないのにこっちの思惑全てお見通し、それぞれの音楽のクロスオーヴァーだけを面白がってくれている様子で「エモ逃げ」なんて一切なし、純度100万パワーです。3組ともバッファローマンです(何)。
いやはや、楽しみっすねー、こりゃ。あ、そうそう、この日を決めるのに勿論「リリパnanoやろうぜ」ってカンジに連絡するんですが、その僕からの連絡に「京都編やりたいなーモグラさんに連絡しよかなって思ってたらモグラさんが夢に出てきたばっかりのタイミングなので驚いた!」って返ってきて笑 もうねnanoとドブロクはズブズブです!笑 それを当日のオペとnanoのヴァイブスで惜しげもなく見せつけたいと思います!!お楽しみに!!
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12(日)
ホールレンタル
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13(月)
『mogran'BAR』
guest DJ:立命館テクノ部(Eimer / Roy / vein(A/V set) / 前澤)
DJ:mogran'BAR crew
10月のmogran'BARです!
月一回マンスリーで開催されているこのパーティーは、2004年のnanoオープン当初から続く立派なレジデントDJパーティー。オリジナルメンバーはもういないんですが、その頃から通い続け今はレギュラーとしヴァイブスを担ってくれるメンバーもいます。形と内容変え開催回数は400回を超える歴史のあるこの夜(とか大袈裟な…)の今現在のポイントは、
・チャージフリーである。飲み代だけで遊びに来れます。
・デイパーティーである。主に18:00にオープン、22:00クローズの超健康的な時間帯に開催されます。
・ボイラールームスタイルを採用。フロアのど真ん中にDJブースを設け、360度囲んで楽しめます。
・ゲストが基本出演。え?フリーでこの方が?みたいなゲストが登場することもしばしばです。
・レギュラーDJたちのプレイクオリティは割と本物です。みんな数々の現場を踏んできた信頼の奴らです。
・ちゃんとクラブです。普段ライブハウスなnanoがこの夜はクラブ化成功。
情報多いな!!基本的なものだけでこれだけ挙げられるって、なんか我ながらすごいな!笑
と、こんなパーティーがmogran'BARなのです!
10月回は立命館大学のテクノ部の皆さんが登場。
僕は大学に入って、ただのメタルキッズだったのが先輩たちに色んな音楽教えてもらって聴くもののレンジがグン!と広がりましたが、所謂エレクトロな音楽に行きついたのはその何年もあと、今では自分のハコのレンジデントパーティーがクラブのそれなのでテクノもハウスも好んで聴きますが、10代後半から20代前半なんて、なんだか大人の音楽ってかハードルの高いものだと思ってた記憶があります。いや、まじしょーもない話だとは自覚してるんですが。それが今の大学生たちにとっては、それらが当たり前にある音楽で、それを共有し合える仲間がいて、サークルができちゃうってとても素晴らしいことだなって思うんです。いや、僕らの時代にもそういうパーティーは勿論クラブで開催されてたし、僕の趣向のみの話なんですが、とにかく羨ましいんです笑 先日同じくmogran'BARで同志社音研の皆さんが来てくれた時にサウンドチェックでズブズブのダブテクノかけてて「こんなん聴いてて友達おるかー?」なんてシャレで言ったらLADY GAYAに「この老害が!」って怒られました笑 あんなクールな音楽が普通にあるものとして認識されてるって、本当に羨ましい!!それだけ!!笑 今回の4人もきっと「うそやん」ってかっこよさ見せてくれるんだろうなあ。めちゃくちゃ楽しみ。
お待ちしてます!!乾杯しましょ!!
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14(火)
休業日
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15(水)
『愛を育むディストーション』
Lightning Swells Forever / ToHSeNBou / The Aztec Overdrive / 砂場泥棒
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16(木)
『シャボン玉ってなにいろ?』
有本 秀右 / ハイジ / Swim in May / Selkie
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17(金)
街蜥蜴塾presents『nerd club. vol.4』
※当サイトにおける取り置き予約不可
街蜥蜴塾 / LUDENS
チケット予約はこちら
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18(土)
『もってこーい』
※当サイトにおける取り置き予約不可
Sundae May Club / アフターアワーズ / ポンツクピーヤ
チケットはe+にて
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19(日)
コロブチカ presents「もっと!ひみつのよふかしツアー」ファイナル
コロブチカ(ワンマン)
チケットはe+にて販売中
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20(月)
休業日
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21(火)
『ナノジャム』(BAR営業+スタンダードジャズセッション)
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22(水)
『暖色ロック』
クオーツ星 / 瞬間最大風速 / Super Duper / Triad
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23(木)
『ふたりエッヂ』
※当サイトにおける取り置き予約不可
山田亮一 / ハウリングフロッグあみ
チケットは9月21日(日)午前10:00販売開始→Livepocket
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24(金)
イヌガヨじゃっくと田高健太郎による
『血の通った生活ツアー2025』
じゃっく(イヌガヨ) / 田高健太郎 / 黒谷ギューン / 松下華
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25(土)
からくりごっこ『ラブリー!ツアー京都編 × モグラとこっけのYONAGA of AKI』
からくりごっこ / アフターアワーズ / こっけ / ぜんまい
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26(日)
ノーボアダムズ『退屈の果て』発ツアー編
ノーボアダムズ / bed
チケットは8月22日19:00よりe+にて販売開始
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27(月)
休業日
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28(火)
『イッツファンタイム!』
DJ:John(Seuss,Barbara) / 832boy(THE FULL TEENZ) / ナツコ(メシアと人人) / うみざる(ネオンズ) / shimizuyu(YOOKs,Gue,ULTRA CUB,No Fun) / Yu Ando(Redhair Rosy,Pines.) / モグラ(nano)
[open] 19:00 / [start] [adv] \1000w.1drink / [door] \
29(水)
ボロフェスタ2025に協力のため休業
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30(木)
ボロフェスタ2025に協力のため休業
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31(金)
ボロフェスタ2025に協力のため休業
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