スケジュール

  

いずれの日もチャージとは別にドリンク代¥500頂戴いたします。

どのパーティもお薦めですので 興味をおもちであればぜひ遊びに来てください!

ご予約は チケット予約フォーム にて常に受け付けております。

1(木)

正月休み

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2(金)

正月休み

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3(土)

正月休み

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4(日)

正月休み

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5(月)

正月休み

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6(火)

正月休み

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7(水)

『あおい地球はてのひら』

ジャッカルズ / Lup / イシトメグミ / Umibenomachi

 あけましておめでとうございます。2026年最初の営業日です。
 そうです。かなりゆっくりさせてもらいました。昨年の年末がめちゃくちゃ忙しくてですね、休みが少なくてですね、正月くらいゆっくりしたれや、と思ったんですが、やるべき仕事はたくさんあって(このコメントとか)、結局三が日を過ぎたらPCに向かうっていうね。世の中的には珍しいことじゃないけど、俺えらいなってね。今年も自己肯定感、無駄に高い店長で売っていきますね!今年もよろしくお願いします!

 んで、初日がこれっす。やっとんな、nanoは今年もこの純度保ちますよって宣言のようなブッキングですね。ヴァイブスがえぐいとか、わかりやすい瞬発力が高いわけじゃないけど、人とその作品に内包される音楽への愛情と熱量がハンパないやつ。
 ジャッカルズ。久しぶりの登場。去年出てたかな?ってくらいのご無沙汰なんですが、もちろん他意はありません。そんな中で、わざわざベースの深津が直接言ってくれて今回に至りました。簡単に言うと、上がりきらないかっこよさのあるUSオルタナですよね。ってか、YO LA TENGOですよね。もちろん彼らなりのダイナミズムが曲にあるんだけど、全部日常っていうか、絶対に浮つかないというか。音の浮遊感とは裏腹な、そういうところが超かっこいい。
 Lup、いいですよね。ギターもしくはピアノのヴォーカルとドラムのデュオ。アコースティック編成と言えばそうなんだけど、それでも血沸き肉躍るリズムが生きてるんですよね。絶対的にオンビート。有史以来、人間は踊ってきたでしょう?どの地域でも、どの時代でも!と、時逆に様々な景色を見せてもらってるような、時間旅行の気持ち。(時逆は「ときさか」と読みます。知ってる?)
 イシトメグミさん。2回目の登場。初出演ながら堂々としたステージング。曲中のダイナミズムの表現が素晴らしい。基本的に風景をバックに、そこにいる人間の感情を綴ってくれますが、その風景描写が素晴らしいですね。ピアノでそれを、歌と声で後者を煽るって感じ。何も衒わず、目の前にイシトさんがいるだけのような、そんなストーリーテラーの才能が見え隠れします。
 Umibenomachiも2回目の登場。実はイシトさんの初出演時に組もうとしたんですよね。音楽的な相性がどう切り取っても良くって。アソウ(Umibenomachi本人)にイシトさんの演奏動画を見せたら「ど真ん中なんすけど」って、当然の答え。だから今回もイシトさんを誘ったんですね。アソウの音楽には、オフビートとオンビートを行ったり来たりする楽しさがあるんですけど、結局は躍動を内に秘めるか、外に出しちゃうかってその選択のみで、やはりプリミティブなんですよね。

 そんな4組が登場。なんつーかですね、その場にいながら勝手に3次元的にも4次元的にも、想像力や景色を広げていくことができる人たちですね。なんでかって、みな自分の表現において、解像度高くイメージを持ち、地に足がついてるからですね。そんなことを思うと、かの香織のこの曲が頭に流れてきたので、タイトルを拝借。すげえいい曲なんです。確か30年くらい前の802のヘビロテで、めちゃくちゃ聴いてたんです。いい曲ですよ。おすすめ。ぜひ聴いたうえで、いらしてくださいなー。

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8(木)

『Crazy Go Round』

ホームイズヒア / ネアックテアック / Dry Creation / うずまき研究会

 かなりの癖のあるバンドたちですね。インディー?ローファイ?ニューウェーブ?一筋縄ではいかない人たちではありますが、自分たちの中にある譲れないポップネスに従っているだけで、奇を衒っているわけじゃ決してない。そのナチュラルさがいいし、だからこそ音楽に説得力が生まれるんですよね。

 ホームイズヒア、曖昧な味わいと、目を凝らすとしっかり視界に表れる輪郭の太さに、初見の時から首ったけだったのですが、今年の2月に磔磔で開催される喫茶店六曜社の主催企画にて、浪漫革命とサンデメの2マンのOAに抜擢というニュースを見て、「nanoにだって出てほしいし!」って、なんだか悔しくて(おかしい感情だと自覚してます笑)出演をお願いしました。とても京都らしいフォークネスを誇る、歌に着地するタイプの音楽ではあるのですが、先に言った通り、絶妙に音像が曖昧で、そのアプローチがいい。音自体は柔らかめなんだけど、ちゃんとアレンジで攻めてるんだよな。かっこいい。

 ネアックテアックは2回目、今回はソロセットでの弾き語り。めちゃくちゃローファイな3ピースバンドで登場してくれた前回。言い過ぎかもしれないけど、PINBACKのような「インディーミュージックってこれだよな!」って思わせてくれる魅力があるんだ。このまま突き詰めていくと、upandcomingのような凝縮された美しさを奏でることができるようになったり?と期待できちゃう若い作家。なんかバンドとかソロとか、形を問わない良さがあるんだよね。
Dry Creationも2回目。めっちゃニューウェーブ。見た目も超ナード。音量も小さいっていうか、音の出し方をよくわかってない。アンサンブルもまだまだ弱い。でも、何つーの、だからこそ感じる初期衝動の強さと、このタイプの音楽がとにかく好きって感情が立ってる。ジョイ・ディヴィジョンのような根源的なパンクのマインドがあると思ったけど、シングルのジャケットにWilco愛も見られるので、けっこうUSのインディー寄りかもな、と。
うずまき研究会は初出演。パッと聴きの印象は、ゆらゆら帝国の音楽に見られる、良い意味でのけだるさが強いかな。「人間やめときな~」って頭に思わず流れちゃうっていうか。うずまきってバンド名からして、伊藤潤二の漫画を想像しちゃうし、なんだかその不穏さ?みたいな魅力に中毒性がありそう。サブカルチャーの香りがこれだけするバンド、好きになるパターンが多いので楽しみですね。

 いいですねーー。平日のライブハウスってこれだよね。知名度的にはまだまだのバンドばかりだけど、こういう日に奇蹟みたいなステージを目撃できること、多々あるので、ぜひいらしてくださいな!

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9(金)

SAIHATE 1st Full Album 「wave」Release Tour
『Find the Core』

SAIHATE / ザ・ダービーズ / speel plaats / Still Crying / Slipout Blank

 東京・府中Flightの店長、マサシくんからの紹介でやってくるSAIHATEのツアー京都編。マサシくんとは、α(FM京都)で番組をやっていた時のつながりで、その縁が今も続いているのはとても嬉しいですね。

 さて、そのSAIHATEが今回フルアルバムをリリースしたということで、現在ツアー回り真っ最中。11月から始まったこのツアーも、もう終盤。バンドはかなり仕上がってきているんじゃないかな?今回のアルバムはもちろん聴かせてもらっています。結論から言うと、めちゃくちゃ良いアルバム。どこがそう思わせてくれたのかって話を、今日はここでしようと思う。

 パッと聴き、「ああ、元気なタイプのギターロックやロックンロールのバンドね」って、まあありきたりっちゃありきたりの印象。かつ、聴いているうちに気づき始める、「ああ、こいつらそんなに演奏が上手いタイプじゃないんだな」ってところ(この仕事を長年やっていると、そういうところに気づいてしまうのは本当にイヤだ)。ミックスや録り音がどうこうの前に、別に上手くないレベル。
 ここからが大事。それに気づくと、普通はバンドへの魅力がどんどん感じられなくなりそうなもんだけど、その逆だったのがこのアルバムのすごいところ。より一層、歌と、それを鳴らし唄う人間のキャラクターが立ってくる。上手くないと気づいたからこそなのか、生々しい叫びっていうのかな?
 「俺等には!これしか!できまへん!あとは、持って帰っても、置いて帰っても、帰り道に道端に捨ててもらっても、好きにしてください!」
 っていうような、そのステージの瞬間瞬間しか大事にしない、刹那の美しさがあるっていうか。いや、ライブ見たことないんだけどさ?ここまで想像させてくれるアルバムってすごくない?まだ会ったことないのにさ、「初めましてのタイミングで朝まで飲んだんだよな!」みたいな経験を、すでにしている錯覚に陥るような。おそらくだけど、今のSAIHATEの魅力が見事にパッケージングされているんだわ。
 いや、これ、偶然の産物なのかな?もしこれを確信犯的に仕上げたエンジニアさんがいるなら、ぜひお会いしたい。うーむ、素晴らしいアルバム。何度でも言う。大事なことは。おそらく、このバンドのこと、めちゃくちゃ好きになるんだと思う。何も余計なことを考えず、ただひたすらにnanoにぶつけてほしい。全部受け止めるから、安心していいよ。

 って、SAIHATEのことだけで随分とスペース使っちゃった。そんくらい良いのよ。あ、そうだ、ダービーズと一緒に行くって聞いた時は笑ったね。だって、SAIHATEのVoタクミくんと、ダービーズのVo文音、スタイル一緒だもんね。手紙っていうか告白っていうか、悪く言うと一方的なんだけど、だからこそ、とりあえず絶対的に伝わる方法。同族嫌悪で一切交わらないか、全部分かり合えるか、の後者だね。
 地元のspeel plaatsは、今年もたくさん出てほしいな。うちにはあまり出ないタイプの界隈のバンドだけど、ギターロックのバンドの様相を整えつつ、それでも血の滲むような生き様が、もうね、漏れ倒してるの。そこがいい。カッコいい人間じゃなくていい。歌は届くよ、ちゃんと。

 この3バンドの相性は超良くって、「人間が人間として生きるということは!」みたいな熱量があるんですね。そういうところを、ぜひ表現できるようになってほしいなと思って、OA的に呼んだ、結成1年前後かな?どっちも、な2バンド。Still Cryingは、自分の表現したい感情と、その方法論の照らし合わせがどうマッチしてきているかに期待だし、初出演のSlipout blankは、何もわからないまま今思うことをとりあえず曲にして持ってきた!っていう初々しさが楽しみ。

 まあ、あれこれ書きましたが、人間が人間の歌を唄う夜です。お腹が減っちゃうほどのエネルギーを、バン!って投げつけてくるので、腹ごしらえしていらしてください!

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10(土)

地球から2ミリ浮いてる人たちpresents『ダンスのように抱き寄せたい』
※地球から2ミリ浮いてる人たちのVo.中野の体調不良により、公演は延期。

地球から2ミリ浮いてる人たち / たけとんぼ / アフターアワーズ

延期公演の詳細については、アナウンスをお待ちください。

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11(日)

caico 1st Single「ホームタウン」Release Party
『絹鳴りの街』
※SOLD OUT

caico / オートコード / Akane Streaking Crowd / yoei

 昨年、京都に新たに登場したロックバンド・caicoの結成お披露目兼、名刺代わりとなるシングルのリリース記念パーティー。
 メンバーはフロント3人(ドラムはサポート)で、活動休止中(なのか?)のサリバーンの鏡堂と鳴嶋がそれぞれGt.Vo.とBassを、サブマリンのメンバーとしてだけでなく他多数のサポートで活躍する高野がリードGtを務める。サリバーンが出会って間もなく活動できなくなり、最初から僕のハートをぶち抜いてくれた奴らだったのでとても寂しかったが、今回新しくバンドを始めるってのはとても嬉しいニュースだ。しかも高野だなんて。高野、まじで、いいギター弾くんだよな……。いや、「いいギター弾く」とかそんな簡単なものじゃなくて、あいつのギターの音とフレーズには異様に華があるんだわ。もうファンだもんね。

 さて、そのcaico。まず名前がいいね。ここから羽化して羽ばたいていくっていうベタな意味もありそうですが、蛹じゃなくて「蚕」を選ぶのがいいですね。だってそれだけでめちゃくちゃ美しいし。無垢の象徴って言えるくらい白いですから。とてもピュアな音楽への愛情を示した名前なのかもしれないですね。かつ「邂逅」とも掛けてるかもですね。新しく活動を始めることで、再び交わる音楽仲間や関係者との間柄、そしてこれからの新しい出会いへの期待も込めての掛詞。めっちゃええやん? このバンド名!
 ……とか勝手に考えてるんですが、どれか一つでも正解だったら嬉しいな(笑)

 んで、今回リリースされたシングル「ホームタウン」。ほうほう、このタイプのロックバンドね、とメンバーの音楽的なバックボーンがしっかり見える納得の逸品ですね。とりあえずリリースできるシングルを完成させなきゃだから、何も迷わず「ええい!全部やってまえ!」っていう無邪気さが、曲の印象を真っ青にしていきますね。もちろん、結果として生まれる音楽としての情報量の多さは、青一色だったとしても、色鮮やかなイメージを与えてくれます。知ってる? 青って8億種類あんねん。知らんけど。
 音そのものは尖ってるタイプで、ビートの疾走感も気持ちいいけど、トラッシュなオルタナティブ・ロックにならず、ナードな青春賛歌であれるのは、やはり鏡堂の声によるところが大きいんだよなあって思います。彼の柔らかい声質とアンニュイそうな唄い方ってめちゃくちゃ武器だし、あまり唄い様自体に熱が込められてないように聞こえるからこそ、いったいどれだけの質量のエネルギーがこの歌には内包されているんだろう? ライブになったら、それをどう放つんだろう? とか期待しちゃう。が、それと同時に、もしロックバンドのダイナミズムとかじゃなくて淡々と演奏するタイプだったならと想像すると、それはそれで寒気するくらい恐ろしいし、かっこいいな。

 とか、さすがのメンバー、さすがの楽曲ってことで、初見なのに、っていうか初見だからか、気分は上がりまくってます。初企画のラインナップもディスイズなメンツが勢揃い。caicoの記念すべきスタートダッシュに、皆の気持ちが膨らみまくっています! しかと目に焼きつけましょう!
 ……って気合入りすぎて空回りしたら普通にダメ出しするんで、ちゃんと聴かせてね(笑)

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12(月)

『mogran'BAR feat.餅つき2026』

DJ:mogran'BAR crew

15:30~餅つきスタート/18:00~DJスタート
餅つきチャージ:カンパ制

 月一回、マンスリーで開催されているこのパーティーは、2004年のnanoオープン当初から続く立派なレジデントDJパーティー。オリジナルメンバーはもういないんですが、その頃から通い続け、今はレギュラーとしてヴァイブスを担ってくれるメンバーもいます。形と内容を変えつつ、開催回数は400回を超える歴史のあるこの夜(とか大袈裟な……)の、今現在のポイントは、

・チャージフリーである。飲み代だけで遊びに来られます。
・デイパーティーである。主に18:00オープン(たまに17:00)、22:00クローズの超健康的な時間帯に開催されます。
・ボイラールームスタイルを採用(あくまで形式のみの話)。フロアのど真ん中にDJブースを設け、360度囲んで楽しめます。
・ゲストが基本出演。え? フリーでこの方が? みたいなゲストが登場することもしばしばです。
・レギュラーDJたちのプレイクオリティは割と本物です。みんな数々の現場を踏んできた信頼の奴らです。
・ちゃんとクラブです。普段はライブハウスなnanoが、この夜はクラブ化に成功。

 情報多いな!! 基本的なものだけでこれだけ挙げられるって、なんか我ながらすごいな!笑
 と、こんなパーティーがmogran'BARなのです!

 カウントダウンパーティーの興奮も冷めやらぬまま、新年初回のmogran'BARは餅つき大会をフィーチャー! 昨年はタイミングよくツアーでゲストライブが入ったので餅つきをしなかったんですが、今年は「やりますか!」と敢行決定です。3時ごろからもち米を蒸し始めて、3時半ごろに餅つき開始かな。つきたての餅の美味しいこと、美味しいこと! あんこにきなこ、砂糖醤油におろしポン酢に七味、とか、何で食べてもおいしすぎるんだよね! 薬味は好きなのを持って来てもらって大丈夫なんで!
 で、そのあとは餅をほおばりながら、いつも通りパーティーを楽しむってやつ。軽い新年会的な!?

 餅つきを昼間から開催することで、とてもいいポイントは、普段なかなか顔を見せるのが難しい人たちも、家族連れとかで顔を見せてくれるところ。ちゃんとクラブのパーティーとして、どちらかというとソリッドなマインドでやってるmogran'BARなんですが、このときばかりはなんだか全員の顔もほっこり気味。毎回生むことができている多幸感がめちゃくちゃあるヴァイブスの根底って、ここにあるのかなって温かい気持ちになったりするんですよね。

 なので、皆さんも餅つきに来てください! 餅の美味しさに一緒にほっこりして、なんか大切なものを分かち合って、そのまま幸せな気持ちで踊りましょう! お待ちしてます!

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13(火)

休業日

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14(水)

武田鳴 EP「騒がしい孤独」リリース記念企画
『アフター・エンドルフィン』

武田鳴 / 二十人 / かりすの死骸

京都のシンガーソングライターであり、トラックメイカーでもある武田鳴くん自身によるEPレコ発企画。すべて彼の制作での開催。こういうことができるんだって、いや変な言い方なんだけど、ナードな人となりとは裏腹に、自分の作る作品への熱量と、「これは」と思える共演者へのリスペクトはハンパない人間ですね。ナードな人となりだからって、むしろそれだからこそ、ふわふわ生きてるだけの人間とは違って、追求・探求する心を強く持っていて当然ですね。いや、失礼失礼。
 武田君から来た「この企画をやりたい」というメールには、今回出演する共演の2アーティストについても「なぜ呼びたいのか」を詳しく綴ったテキストがあり、そこには「バキバキ」とか「つよつよ」とか、イメージだけが先行して溢れている言葉もたくさんあって、あ、このコはやっぱめっちゃキャッチーな人だなって思ったんだよね(笑)。しっかり愛情があるんだなって思ったね。イベントのラインナップとしても、それぞれの魅力が引き立つもので、とっても素敵。割とインダストリアルな印象を受けるメンツかもしれないけど、これを組んだ人間の温かみもちゃんと感じるブッキングになっている。

 さて、熱量や人との応対やキャッチーさになぜこれだけ興味が湧くかというと、その音楽性とのコントラストにある。彼の人としての印象って、先に書いた通り、社会性に溢れているのね。実は。でも、彼の音楽は、とにかくプライベートで部屋に一人きり。そこで心と脳みそのアンテナを、想像の中の外界に伸ばし張り巡らせ、自分にとってのユートピアや最悪の結末を勝手に想像し、喜んだり、悲しみのどん底に落ちたりしてインスピレーションを受ける。そう、すべて自己完結。それが社会的に正しいかどうかなんてわからない。でも、絶対的にそれが彼にとっては(違うけど)現実で、「何が起こったのか」ではなく、「それを想像した自分が現実である」という潔さがある。……って何言ってるかわかんなくなってきた。
 とにかくもうね、めちゃくちゃスチームパンクだし、サッドだし、彼の歌を聴いていると映画を観ているような気持ちになるの。そんくらい作品のインパクトがすごいのね。

 しかもイベントタイトルが「アフター・エンドルフィン」って。強い多幸感を得た後、って直訳だけど、これ「良いパーティーは余韻でそのヴァイブスが測れる」ってことだよね?すげえな、武田君。この考え方、僕のパーティー哲学の中で最も大事な事柄の一つ。君の作品を僕が好きな理由がわかった気がするよ。君は音楽が鳴りきった後のことを、いつも想像してるのか。それが無くなった時の「I miss you」の気持ちなのか。なるほど、サッドだわ。こりゃ悲しいわ。なんか、勝手に泣けてきた。

 グワーッと書きましたが、例によってすべて、今回のEPを聴かせてもらった僕の勝手な感想です。でも、これくらい考えちゃうくらい、歌も音も美しく、レンジ広く、全編聴いていて飽きない作品です。ぜひ聴いてからいらしてくださいな。

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15(木)

『Magician's Pink』
feat.PREGNANT JAPAN TOUR JANUARY 2026

LIVE : PREGNANT(US) / Redhair Rosy / POOLS
DJ : Kiong / Yu Ando
FOOD : yeah yeah Tacoz

 アメリカのバンド、PREGNANTのジャパンツアー京都編をオーガナイズしました。オーガナイズつっても、共演のバンドのRosyとPOOLSは向こうから声をかけてくれたという、すでにヴァイブスが出来上がってるパターン。話を聞くと、割と近い過去にGROWLYで共演したことがあったみたい。なるほどね。PREGNANTもそうなんだけど、この日はステージのセットチェンジが大変そうなので、DJも入れて、ゆったりでも熱を失わずパーティーが進められたらって思ってます!

 さて、PREGNANT、かっこいいですね。これはもう、日本人にはなかなかできない、形を逸脱したポップセンス。このタイプの音楽を輪郭を持ってできるのって、MOTHERCOATとかnayutaとか君島大空とか、その辺の人しか思いつかないもの。ロックって?オルタナティブって?ジャズって?ポップスって?ええい、なんでもいいやん?この音かっこよくない?ええやん、それ鳴らしとけよ、あとはみんなで演奏すりゃなんとかなるっしょ!っていう遊び心と、リアルタイムのジャム・セッション感があり、でも決して行き当たりばったりではない、しっかり脚本もある前衛的な舞台のような?とにかく、なんだかすげーバンドだわ。かつ、最終的にどこかちょっとふざけてるのよね。そこが超キュート。かわいい音楽。え、ずるい!

 バンド名である「PREGNANT」って、直訳で「妊娠」だけど、それだけ聞くと「なんちゅー名前やねん」ってなってしまいますが、でもシンプルに、愛する人との間に新しい命を授かることって、何にも比べられないくらい喜びにあふれたことだし、妊娠していることがわかってから子供が生まれるまでの間の、あの不安と期待の入り混じった、でも大前提として大きな幸せがベーシックにある時期って、あの時にしかない独特の感情だと思う。もちろんこれは、母子共に無事に出産を終えることができたっていう幸せな記憶を持ってる僕の考え方かもしれないけど。だから一概には言えないね。人それぞれの記憶や、それにまつわる感情があって当然。酷な例だと、望まない妊娠だってあるだろうし、この世には。が、結局は「新しい生命を授かる」という事実自体は、圧倒的に素晴らしいことじゃないかな、まず。そのプリミティブな現象に罪はない。そこからそれぞれ(人間に限らず)がどう選択するかってとこにブルースがあるよね。

 え?ややこしいこと考えすぎてる!!このバンドは、そのプリミティブな部分だけで音楽を楽しんでるし、そう思って彼らの音楽を聴くと、「祝祭感」がすごいですね…。なんだか頭の中で、バンド名と音楽がめっちゃ合致してきたぞ。と、ここで思うのが、この「原始」感。あれだ、完全にフレイミング・リップスだ。彼らが送ってきたセット図がまっピンクに染まってるのも、リップスのセットが、アンプやモニタースピーカー含めて真っ白に染まってたやつだ。ちゃんと「ピンクである必要はないよ」って書いてあるのも、そういうことだ、きっと。うわあ、わかった。すげーわかった。

 PREGNANTがフレイミング・リップスであることがわかったとなれば、この夜はnanoが大好きなUSものテイスト満載ってことですよね。DJがいるのも、タコスの出店があるのも、進行上の話だったり、タコス美味しいから、とかだったけど、こうなると僕のパーティーメイクですね。いつものやつ。グッドヴァイブス、完璧に予想できるやつ。

 というわけで、週のど真ん中から最高の遊び場、作っちゃってます!遊びにくるしかないっしょ!

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16(金)

荒井清弥 1st Full Album「29 NAKED」Release Tour
『NAKED29→30』

荒井清弥(band set) / THE PERRY / ToHSeNBou / ボタン

 東京のシンガーソングライターである荒井清弥くんのアルバム・リリースツアー。今回のアルバムはフルバンドセットでの録音であり、今回もそのバンドセットでの出演。とても楽しみですね。そもそもTHREE店長の盟友・こっけの紹介なんで、音源の仕上がり以上に癖のあるアーティストなんだろうなって期待。こっけもなんやかんや言うて、ややこしい音楽好きだからな(笑)。そういや、こっけの新リリースが……って、この話ここでは必要ないわ(笑)。

 さて、荒井清弥くん。彼自身の歌は、彼が生きている上で抱えるブルースを言葉とメロディにするシンプルなスタイルを基盤にしていて、それを見事に唄い上げるヴォーカリゼイションが素晴らしいアーティストなんだけど、実はそこにある、古いレコードに感じられるハスキー具合?スモーキー具合が、最も強い武器かなって思います。その武器が最大限に生かされているオールドスクールなアプローチ。例えばリズムの展開、例えばギターの音色やスケール具合、鍵盤の立ち位置とか。そういったものがとにかく輝いた、素晴らしいアルバムだと思うんです、今回の作品は。絶対的にJ-POPなんだけど、めちゃくちゃ渋い。
 うーん、例えるなら斉藤和義や山崎まさよしのような、ブルースマンの香りのするもので、これ、絶対にCDじゃなく、無理してでも12インチのLPで出すべきだよ。いや、これマジでそう。聴いたらわかるって。

 っていう、このオールドスクールな魅力に沿って、彼の歌のポップさとかガン無視して、nanoがこのバンドを迎え撃つなら……ってことで、とにかくそれぞれの丸裸な(それこそ「NAKED」だね!)ロックンロールを聴かせてくれるバンドたちを集めました。THE PERRYの、粗暴で粗削りに見えて強くタイトなビートが匂い立たせる、信じられないくらいの色気。ToHSeNBouの、自分を曝け出すことに命を賭けるようなパフォーマンスの裏に確実にある、周囲の人に向けた愛の物語。ボタンの、抒情的でありつつ、その瞬間を切り取ったモノクロ写真のような耽美な世界の描写……。
 この3組のあとに荒井君が出てくるのは、もしかしたら異質かもしれない。

 最初は、荒井くんが立派なシンガーでポップメイカーであるところも大事にしようとも思ったんだけど、でもさ、このアルバムを聴けば聴くほど、彼をもっと丸裸にしたくって、「あ、かっこつけてたら食われる」って思わせなきゃって思って。ほんと、俺のこういうところ、意地が悪いと自分でも思うよ。でもさ、マブダチのこっけが寄越してくるんだからさ、そりゃあ全力で、いつもの俺とnanoで迎えなきゃね(笑)。

 というわけで、週末、フライデーナイトに相応しいロックンロールパーティーの開催です!!お楽しみに!!

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17(土)

『CHARM』

ULTRA CUB / THE HAMIDA SHE'S / SonoSheet / To Be Honest / コロブチカ

 これまた常連のお客さんによる個人企画。今回ははるみちゃん。いつもありがとうね。nanoで企画をやりたいです!って伝えてくれて、日程が決まってから、遊びに来るたびにライブ終わってから制作の進捗を丁寧に伝えてくれるのが、楽しみで。期待と不安の入り混じる彼女の表情に、「わかる、わかるぞ」って、いつも頷いてましたね(笑)。
 でも、はるみちゃんらしい、彼女が大好きで止まないアーティストを見事に揃えることができたんじゃないかなって思いますね。って、ここにCUBとソノシがいるのがいいですね。ハミダシ、TBH、コロブチカなら、ただのイツメンだけど、ちゃんと攻めてるもんね。ってか、個人的には年明け早々ソノシに会えるの嬉しいな。ありがと、はるみちゃん。

 えーと、良いメンツだし、一バンドごと触れていくのもいいんだけど、いまさらこいつらについて書くこともなくって(笑)、どうしようかなって思ったんだけど、最近耳にした少し気になる話について。
 「nanoにはnanoのイメージがありますよ。そこに出演する、そこで企画をするとなれば、そこに馴染むことができるか、nanoに自分の表現は見合ってるのかと思うことは普通にあります」と、最近あるミュージシャンに伝えられました。シンプルにありがたい話なんだけど、そんなこと僕は一切思ってなくって。そりゃあ、ハコとして、店長として存在感は必要だし、それを成すために守るべきプライドがあって、それでもって日々勤しんでるけど、驕っちゃうと人間なんて落ちていく一方だし、調子に乗るとすぐ怪我(心身共に)してきた人生だし、地に足つけてやってかなきゃって、自分にできることを丁寧に、ときには背伸びとか無理をちょっとして、ってだけの感じなので、そこまで思われているとは!って驚いて。そんなええもんじゃないよって謙遜した気持ちも、ちゃんとあるってか。他にもかっこいいライブハウスなんて、いくらでもあるし、実際。

 でも、その時に浮かんだのが、今回のはるみちゃんをはじめ、「nanoで企画やりたいです!」と意を決したような伝え方をしてくれる、個人でイベントをしてくれる皆さんの顔。僕はいつも、そんな決意めいた感情に肩透かしを食らわせるような「ええやん、やってやー」くらいの態度なんですが(嬉しいけど、なんか、誰しも憧れる昼行燈的な?違うか。ただの照れ隠しか)、皆さん「いいんですか!!」って大喜びしてくれるんですよね。喜びたいのは、むしろこっちなんだけどなって思ってたんですが、決して驕るわけじゃないんですが、今回その外からのnano感の話を聞いて、「ああ、そういうことか」って、なんかわかったんですよね。
 つまり何かって言うとですね、こりゃ、今まで以上にちゃんと仕事したいなって。出演者や企画者の気持ちに応えるためには、まだまだこんなレベルの愛や熱じゃ足らんぞって思ったんですね。マジで。これ以上何すんねんって思いますが、この先は「優しさ」とかの話になるな……悟り……?The spirit of Love always guides you……いや、この話はいったん止めとこ(笑)。

 ま、というわけでですね、企画者の晴美ちゃんの渾身の企画には間違いないんです。個人企画なんて、その人のそれに決まってるんです。それを、今まで以上の気持ちで受け止めなくては!と僕は心に決めたわけです!
 やべー夜が約束されてる、その輪郭をさらに太くしてやんよ!!お客さんも、出演者も、主催のはるみちゃんも、全力で楽しんでください!!つまり、この夜の「CHARM(お守り)」にnanoがなって見せるんで安心して遊びにきてください!ってことです!

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18(日)

EASTOKLAB “STELLA” Release Party
『STELLA KYOTO』

EASTOKLAB / 余類 / モラトリアム

 EASTOKLABが久しぶりにnanoに登場。昨年リリースされたEPのリリースパーティー京都編をオーガナイズさせて頂きました。
 EASTOKLABはずっとGROWLYに出演していたけど、GROWLYがなくなった後は、京都の彼らの現場はnanoが引き受けなくては!と息巻いていた(ってか、EASTOKLABになる前から付き合いなんだよな。彼らの音楽性としてのインディーイズムに首ったけなのよ、昔から)タイミングで、プレイリストに流れてきた彼らの新曲。それが、EASTOKLABにしてはかなり歌に寄ったぞ?というもので、それがとても素晴らしく、思わずVo.日置に「新曲が、色々経てここに辿り着いた、キャリアを凝縮させたようなポップス加減が最高」的な連絡をしたんですよね。そこから始まった今回の話なのです。

 EASTOKLABは、前身のThe Skateboard Kidsの時よりも、音楽におけるフィジカル面の挑戦を続けてきたように僕は思う。日置の声と、彼の書くメロディーがあるから、歌ものである、ポップスであるという着地点を絶対に失わないという自負なのか、いい意味でそこに甘えきっているのか、音としてより攻めたもの、例えばシンセフレーズの比重や、ビートの帯域の重さや、そういう部分からエレクトロへ寄っていくアプローチを繰り返してきた。それがとてもクールだし、現代的であるし、その志向は明らかに海外の音楽を意識していたはず(特にアジアのインディーロックとのリンク具合は強いと思う)。
 が、今回の作品は歌の比重が明らかに高い。相変わらずのエレクトロ・ポップスではある。よりドープでサイケなものを音楽として目指していることにも変化はない。だから表向きの耳ざわりにおけるベクトルは変わっていない。が、なんだろうな、これ、歌なんだよな。歌を唄うことに関しての意識が、音そのものへのそれと並列するようになったのかな? 日置は、「この先の自分の音楽の進む先を見据えたときに、一度初心に立ち返ってマインドをフラットにして制作に挑みました」的なことを言ってくれたけど、その結果、原点回帰ではない、進化の過程のような、彼らの未来への、出オチともいえる壮大なイントロなのでは、とか思うのです。もちろんイントロと呼ぶにはもったいない作品であります。その上で、さらにこの先の未来を想像してしまう、ということです。

 と、こんな今のEASTOKLAB評が僕の中にあるから、各々どこまで潜れるかに挑戦しながら、最終的に「歌をどう唄うのか」という戦いを続けている2組との3マン。余類もモラトリアムも、「唄う」んです。どちらも、今、凄い仕上がり方をしています。そして今回、EASTOKLABも「唄う」のです。すごい夜になりそう。

 初めてThe Skateboard Kidsがnanoに出演した日のことを、今でもよく覚えている。終演直後、フロアのBGMで「これだろ?」と流したのが、ジェームス・イハの1stソロアルバムだった。ステージに向かうと、日置が少し興奮した様子で、「今日の行き道の車で、ちょうどこれ聴いてました!」って。ああ、この人は本当に“歌”の人なんだな、と妙に腑に落ちた瞬間だった。あのとき感じた感触の延長線上に、そこを原点にして、今のEASTOKLABがいる気がしている。
 
 これくらいに「歌」でありたい、そんな想いが確かに鳴る夜です。お楽しみに。

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19(月)

休業日

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20(火)

ナノジャム(BAR営業+スタンダードジャズ・セッション)

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21(水)

『水曜日の密室』

Atomic stooges / THE MYHALLEY Ⅱ / DEATH BY DUMPLIMG

 ぽっかり空いた水曜日に、なんか手放しで楽しめる、ただライブを見ながら酒を飲んでたら「めっちゃいい夜だったよね!?今日!」みたいになる、そんなお気楽でご気軽。でも音楽とステージのクオリティだけ異様に高かったよね……アメリカのヴェニューってこんな感じなんじゃない!?(映画でしか見たことないけど)みたいな遊び方をしたいなって思って組んだ夜ですね。
 こういう空気感にめちゃくちゃ合うって、すぐに思いついたのがAtomic Stoogesです。勝手な海外(特にアメリカ)のバンドのイメージなんですけど、ゆるいんすよね……。アンサンブルの縦が合うかどうかってよりも、大枠で合ってたらそれこそがグルーヴっしょ、みたいな。適当っちゃ適当だけど、その呼吸を大きくとらえる演奏っていうのかな。ビタビタに合ってる!タイト!とは真逆で、超ルーズなまま「なんか合ってて気持ちいい」ってポイントの付き方が最高なんすよね。
 そんなAtomicに「なんかやろや」って持ち掛けてできた夜なんですが、「(アメリカっぽい)ルーズだけど、その人にしか出せない呼吸のあるバンドって誰がいるかな?」って思いを巡らせて、まず浮かんだのがTHE MYHALLEY Ⅱ。ガレージ・ロックンロールを思わせるエッジの効いた音ありきだけど、どこか絶対にアンニュイで、そのちょっとダラっとブルースを唄う感じがかっこいいのよね。めちゃ久々の出演。Vo鈴江は元気にやってるみたいですが(たまに飲む)、バンドやらないの!?って聞いても、なんかゴニョゴニョ言ってるし(笑)。まあ、自分からオラつけるバンドでもないので、こっちから引っ張り出すしかないよね!ってことで登場です。
 DEATH BY DUMPLINGは初めまして。Atomicのヨシグが「かっこいいよ」って教えてくれて音源を聴いてみたら、好きすぎ事件簿のインディーロック。ブルースバンドのような、マジで演奏してる人間の呼吸や心臓の鼓動のみで成り立つリズムの妙? これが「妙」なのか……? なんか、確実にこのバンドにしか鳴らせないオリジナリティがあるんですよね。3ピースのローファイの部類に入ると思うんですが、これはかっこよすぎる。ちなみにベースはThe Faxのカニオ、ドラムはBakance Lostのピートのようです。それも楽しみ!

 静かな住宅街にある建物の扉を開けたら、そこはヴェニューと呼ぶには小さい密室。そこで、そこにいる人たちだけで楽しめるニッチなパーティー。外に開けてるわけでは決してないけど、どこまでも深く潜っていけるような、えーと、マイク・ウィーラーの家の地下室で子供たちがD&Dに熱中するような、そんなヴァイブスのイメージかな? お待ちしてます!! 外国人の人たちにも来てほしいな!

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22(木)

『ラブソングをつくろう』

mesco. / sakimori / あゝなんだ / Slow Surf

 いいっすね。nanoっぽいインディーロックの夜です。タイトルは、くるりのUSローファイものとしての秀作「ラブソング」から拝借。この曲が、くるりの中では一番好き! ちなみにシングル「東京」のカップリングです。B面集に入ってるので、ぜひサブスクで聴いてみてください。メロディ、アレンジ、詩において、すべてが至高の逸品です。

 mesco.。京都のミュージシャン、ex.メス戌&co.の岩田くんが、このクレジットのソロプロジェクト(メンバー固定、動ける人が動くスタイル)で、昨年急遽活動再開を遂げたんですね。nanoの黎明期には本当に頻繁に出演してくれていて、僕のUSオルタナ、インディー、ローファイといった音楽への趣向の輪郭を強くしてくれた音楽家の一人です。ソフトな耳触りでありながら、絶対に揺るぎない「パンクかな」と思えるくらいの、自分の作品への信念を感じさせてくれるかっこいい人。あの頃よりも年齢を重ねて、さらに「抜け感」が強くなってそうだな。楽しみ。
 あ、ここにmesco.が出るの、めちゃいいやん!って思える日を、ちょうど組んでたんですよね。いわゆるインディーロックの文脈のやつ。こっからやっていきたいねんな!って息巻く若いミュージシャンには、mesco.のような、いぶし銀ながら実は楽しいことだけやってる、みたいなミュージシャンに度肝を抜かれてほしいし、久々のmesco.には「今のnanoってこういうバンド出てるんだね! 面白い!」って感じてほしいしね。持って来いだったわけ。って、そんな日に決まってたのがこの3組。

 sakimori。大事にしたいバンドの一つですね。京都の次世代を担う、彼らの大好きなUSものを真っ直ぐに鳴らしたいバンド。日本のバンドでいうと、くるりはもちろん、nanoの近所にいるバンドならベランダとかもそうだな。あ、スーパーノアも。Vo田渕が「スーパーノアの『出町柳』が入っているEPがどこにも売っていない……」と悲しんでいたので、先日貸しましたね、そういえば。そんな音楽ですね。「好きなんです」が何より先に立ってるのがいいですね。

 あゝなんだ は初登場。名古屋から。唄ってる人間の体温がわかるフォークロックを奏でるバンド。淡々とやってそうで、確実な熱量があって、曽我部(恵一)さんのような爆発感さえ感じられるんだよね。こりゃ良い出会いになりそうだな!って楽しみにしてたら、なんとこの日のライブで解散だって。ベースが抜けるから、バンドじゃなくて弾き語りで、とは聞いてたけど、解散とは驚いた。でもさ、それでも唄いに来るってことは、次の音楽人生への布石ってことだよね。ええやん。やっぱ熱いね。

 Slow Surfも、sakimoriと同じく京都の次を担ってほしいバンドですね。USものはもちろん、京都に脈々と受け継がれてきたフォークやロックンロール、でもどこかねじれたサイケデリアに憧れてる有望株ですね。そこへの趣向や志向はめちゃわかるってだけで、かっこいい演奏が出来てるんだけど、どんなアイデアでも試してぶち込める自由度の高すぎる音楽だから、いばらの道なんだよね(笑)。飽くなき挑戦を続けてほしいなあ。まあ、Voの安田はセカンドロイヤルのショップで働いてるくらいだし、彼らも先に「好き」が立ってるタイプで頼もしいですね。

 そんな夜。それぞれのラブソングを丁寧に紡ぐ様子を、ぜひ味わいにいらしてください!

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23(金)

『溢れそう』

blondy / Split end / Half Years ROM / She Side Ship

 ああ、熱いわ。ラインナップ見てるだけで手に汗握るわ。これ組めた自分が嬉しいわ。人間だもの。全員。いや、まあ、みんな人間なんだけど、生きるのが下手だったり、不器用だったり、それに折り合いをつけて自分なりの生き方を見つけることができてたり、そういうの全部含めて「人間だもの」って感じですね。みつをじゃないです、もぐらです。

 blondy。大阪のロックバンド。出会った時から大好きなバンドなんです。大きな音で鳴らし切るステージに憧れてるところも、伝えたい言葉がちゃんとあって、それを届ける方法をずっと探してるところも、それが見つからなくてもがいてきたけど、それが自分の至上命題なんだなってところに辿り着けたようなところも、大好きなんですね。自分で選んだ人間の生きざまをそのまま、真っ直ぐにこちらの瞳を見据えながら唄ってくれるようなバンドなんですね。尊い……。

 Split end。奈良のロックバンド。久々ですね。9月のFireloopで企画やったときにGtのずんが来てくれて、嬉しくて「呼ばなきゃ!」って声かけたんだ。彼女たちも気がつけば、しっかり長いキャリアを誇るバンドになってきましたね。それぞれの生活がありながらの活動ではありますが、傍から見てて、そんな自分たちがどうやって爪痕を残すのかってところに、常に挑んでるように思います。ってか、マジで熱い奴らなんだよな。は? うちら誰にだって負けへんから、って顔に書いてるし(笑)。それでいてVoななみの声質もあって、ちゃんとポップ。なのにバチバチ。一番強いやつ。

 Half Years ROM。くすぶっていたとは思ったことないし、ずっとVoキューティーの作品とプレイを高評価してるけど、昨年からJoseと始めた「PATRIOTTO」という企画のおかげで、活動の基軸になるものができたからなのか、演奏も地に足の着いたものを見せてくれるバンドに、さらに成長しました。社会の中で自分の価値を問うようなウェットな感情を詰め込んだ中の、ギリギリで生きてるからこそ見つけることができる美しさ。その表現の輪郭も、太くなった気がします。

 She Side Shipは、昨年から出演してくれるようになった、こりゃまた不器用代表みたいなVoが、でかい声でブルースを叩きつけてくれるバンド。そのVoのユリちゃんなんですが、僕含めて色んな人に「かっこいいから自信もっていいよ」って言われまくってるみたいで。でも「自分に自信をもつ」って概念が彼女にはなくって、その作品と歌の在り方と、本人のキャラの乖離の仕方が、もうめっちゃ破綻してて、逆に興味しか湧かない魅力がある(笑)。ややこしいけど、ややこしいまま唄ってもらうしかないかな、って、なんかこっちが諦めてるとこある(笑)。

 っていう、とにかく、色んな気持ちや思いが溢れそう、ってか溢れまくる夜ですね。ほんと、こういう人間と、その歌が好きだな、俺は。消耗しきる勢いでお仕事させてもらって、それらを鳴らし切りますので、ぜひ受け取りにきてください!!

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24(土)

SuU『Temples tour』
※SOLD OUT

SuU / SACOYANS / Hammer Head Shark

 関東の宅録ユニット、すずきたくまくんとminakoさんによるSuUのEPリリースツアー。前回来たのはHammer Head Sharkとのスプリットツアーかな? その時に、音楽のニュアンスを受け取っての反射による僕のダブワイズに、めちゃくちゃ喜んでもらえてユニティ、その後のHammer Head Sharkのオペ時に、その音楽との息の合い方にも「やべーハコ!」ってなってくれていたようで、今回のツアーの会場に選ぶに至ったようですね。ありがてえな。
 僕も僕で、SuUの、例えるなら七尾旅人さんやフィッシュマンズのようなオーガニックな音像でありながらも、「絶対腹に一物あるやつ!」な、レベルミュージックやパンクといった強いマインドを感じ取ったし、バンドセットでの演奏でありながらも、完成形を決め切らない自由なジャム感のある演奏も、僕の「形よりも人間とそのマインド」って考えの琴線に触れるもので、初見で大好きになったんだよな。

 ってか、今回のアルバム、すごいな。めちゃローファイの耳触りってか、作者と唄い手の血圧や心拍を測っている気持ちにすらなってくる。その息吹によってなされるリズムには、生々しさしかない。ちなみにリズムはMPCのヴィンテージ機器による手打ちなんだって。機材による音の質感もあるけど、それよりも、それを選択する意思と、手打ちによる「ゆれ」のようなものを、むしろ武器や魅力と捉える嗜好と試行と志向、たまんないすね。で、それがベーシックにあるトラックの上にのる二人の声と言葉、これがあるからトラックの「ゆれ」にも説得力が帯びるのか、またはその逆なのか、もうなんかわかんない(笑)。とにかく、すんごい作品です。この楽曲たちのオペをやらせてもらえるのか……震える……武者震いのやつ……すげえ仕事をさせてもらえるんだ……嬉しい……。

 んで、リリパ京都編のメンツ、最高ですね。
 スプリットツアーを回るくらいの盟友、Hammer Head Sharkを連れてきてくれるの嬉しいね。さっきも書いたけど、Hammer Head Sharkとnanoの相性は抜群で、そういうタイプのバンドって確かに他にもいるけど、Hammerほど、ってなると多くない。これはひとえに、彼らの実力がnanoの音の出し方において最大限に発揮されるってことなんだけど、そこに僕を載せてくれる、彼ら彼女らの音楽の懐の深さが、基本、誰かを許そうとしてる気持ちがあるからなのかなって思います。
 福岡からSACOYANSは初登場! やったねー! 来てほしかったんだ! 誰に教えてもらったかはもう忘れちゃったけど、大好きなんですよね。ものすごく耳触りのいい(たまに喉を鳴らして歪むのがまたいい)女性の歌声でグッドメロディが奏でられる後ろで、うなりを上げるファズギターがかっこいいタイプのオルタナティブ! toddleのようなアンニュイさと強さが同居する、かっこいいバンド。こわー、やっぱ福岡オルタナつよいわー。ってか、一昨年出たアルバム、1曲目から大好きでめちゃ聴いてたし! サモトラケのニケって彫刻の、想像力を煽られまくるところ好きなんだよね!

 ええ? 最高じゃない? この3組の音楽が同じ日に鳴るライブハウス、やばくない? 一本のめちゃ太い筋が通りながら、音楽としての広いレンジも誇れる。もう、理想のブッキングやん!って楽しみが強すぎて、なんか悔しくなってきたぞ(笑)。なんせ楽しみですね!! 贅沢しましょ!!

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25(日)

work from tomorrow minialbum「どこまでいっても」
リリースワンマンライブ

work from tomorrow
opening guest : Alaska Night Waves

 久々の出演、ワーフロことwork from tomorrow。そのワーフロの新譜リリース記念でワンマン! めでたいね!
 最近のワーフロってどんな感じに仕上がってるんだろ、って新譜を聴こうと思ったんだけど、資料もなけりゃサブスクも上がってないんよね……まいったな……発売前には白盤込みでどこにも出さないってやり方、LOSTAGEと一緒やん(笑)って思ったけど、ちゃんとMVがYouTubeに上がってましたね。リードトラックの「夏の魔法」という曲。

 随分と爽やかになったもんだな、と。抜けちゃったドラマーまどかと3人でガンガンやってたころは、どこまで感情を吐露できるかってところで勝負してた暑苦しいバンドだったんだけど、あの頃に比べてVoのケイも素直になったってとこかな。彼も今や定職について、結婚して子供も生まれてって立派な社会人。背伸びする必要もなければ、虚勢を張る必要もない。等身大で生きることの健全さを覚えたのかな? なんだか、その、地に足を付けて生きるケイの、そのままの言葉とメロディが自然に湧いて出たんだろうな、って思える透明感のある音楽だなって思いましたね。それでいいと思うよ。自分には決してなれない、かっこいいロックスターみたいな人に憧れるのも勿論いいけど、MVを観る限り感じられる「そこにケイがいて、唄いたいように唄ってるだけ」って方がリアルでいいよ。
 あ、イッセイは昔から、そこにいて「えらいええベース」を弾いてるだけ。そこのブレなさには笑いましたね(笑)。ドラムと鍵盤はサポートかな? 二人のこと、頼みますね。

 でも、そういうケイの、自分には表現できないオルタナティブな音楽の趣向であったり、哲学的なロマンスを綴る表現への憧れが捨てきれずに、「好きなもんはな、好きやねん!」と大声で伝えんばかりのopening guest、Alaska Night Waves。前からの付き合いも勿論あるからってのもあるけど、七燈もキンヤも、そういうケイの天然さに思わず微笑んでオファーを受けたのかなって、勝手に想像しちゃってます。

 とはいえ、ワンマン。長尺も長尺です。今のワーフロの心持ちのまま、今の彼らの音楽を演奏してくれるのも楽しみですが、そのまま過去の、熱量半端ない作品を演奏するのも楽しみですね。そんな音楽を、しれっと演奏するんですよ。これができるなら、ワーフロもさすがのキャリアの長さになってきたってことっすよね。でもケイってアホやから、熱量のある曲は熱込めないと!とか思ってるんだろうなあ。ええ歳して、一生懸命さが「売り」なとこあるしなあ。まあ、そうなったら「結局ケイやん」って、皆で指さして笑ってやりましょね。あ、イッセイはただそこにいて「えらいええベース」弾くだけなんで、きっと(笑)。

 色んなお客さんが集まりそう。次の日のことも考えて、早めのスタート、早めの終演です。昔から知ってる皆さんはもちろん、最近彼らを知った皆さんも、大集合でお願いしますね。僕も今の彼をそのまま鳴らせるように、良い仕事に努めます!

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26(月)

休業日

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27(火)

『天井裏から愛をこめて、ウー!アー!』

ネコグルマ / レインボウマン / müd

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28(水)

休業日

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29(木)

『サザンカの花ことば』

ぞうつかいになった。 / 海組 / 守屋水月(ゾッキ) / Dog Fight

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30(金)

『イッツファンタイム!』

DJ:John(Seuss,Barbara) / 832boy(THE FULL TEENZ) / ナツコ(メシアと人人) / うみざる(ネオンズ) / shimizuyu(YOOKs,Gue,ULTRA CUB,No Fun) / Yu Ando(Redhair Rosy,Pines.) / ワイニー(WBO,Guidance)/モグラ(nano)

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31(土)

『うれしいたより4』

sickufo / いちやなぎ / Hōsaku / wthr

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