スケジュール

  

いずれの日もチャージとは別にドリンク代¥500頂戴いたします。

どのパーティもお薦めですので 興味をおもちであればぜひ遊びに来てください!

ご予約は チケット予約フォーム にて常に受け付けております。

1(土)

ボロフェスタ2025に協力のため休業

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2(日)

ボロフェスタ2025に協力のため休業

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3(月)

ボロフェスタ2025に協力のため休業

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4(火)

ボロフェスタ2025に協力のため休業

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5(水)

ねむぷれ 『Sing along! vol.7』

Morbid Sloth / ナイトサファリ / oicasё / DaDa
Camera:Toshinari Tani

 ボロ明けの疲れを吹っ飛ばしてくれるギターロックの夜。主催はナイトサファリのライブ中心にほんとよく遊びに来てくれるねむちゃん。
 ねむちゃんはいつも元気で、めっちゃ溌溂としてて、声もめっちゃ抜けるから、遊びに来た時点で「あ、ねむちゃん来た」ってわかるくらい。まあ、私の経験上、そういう方は実は闇を抱えてるケースも多くって笑、多少心配になったりすることもありますが、でも、だからこそライブハウスに救われてきたんだろうなあってのも良くわかる。だってお客さんで来てる時の全力の楽しみ方っちゃないもの。こっちがいつも元気もらえるぜ。
 そんなねむちゃんが随分前の打ち上げで「私のいつもやってる企画、次回はnanoでやりたいんです!」とこれまたはっきりした口調で意志たっぷりに伝えてくれて。もちろんそんな話断るはずないんだけど、「日程は11月5日って決まってるんです!」って聞いて「お、おう…」と一瞬躊躇、というのもボロフェスタのバラシが前日に全部終わって毎年は完全オフの日なんですよね笑 まあ、でもそんなエネルギーに溢れた顔で伝えられたら「え、え、ええよ!!!!やろ!!!」って答えるじゃないですか笑 こうなったらやるしかねえ、むしろ皆から元気もらいたい!!笑

 ナイトサファリ以外は初めましてのメンツたち。音聴く限り全員強いな!
 NS、ちょっと間が空いたな。こないだウケちゃん誕生日で連絡するくらいには仲良しのまんまだけど笑 nanoのナイトサファリ、企画もワンマンもこの2年くらい何度もやってくれるんで、向こうもこっちもnanoでの鳴らし方をしっかりわきまえてて、鉄板の一つですね。この日はトッパ―なので、初のみんなにまずは見せつけてから始めてやろうじゃないか、と。ってことでいいかな?ねむちゃん。
 2番手DaDa。甲府のバンド。最近甲府のシーンとかかわりが出来つつあって嬉しいな。コールスローには吹っ飛ばされたし、PAのアメテツさんともかなりユニティしたし。どんな街なのかってはそこまで知らないけど、ちゃんとパンクが根付いてるんだなってのは何となく感じる。DaDaの音も思い切りを愛を叫ぶタイプのもの。これは好きだなー。
 3番手oicasё。岡山のバンドか。いや、神戸らしい。失礼。HPのLISTENってところを開くと貼ってある曲「青く残って笑ってしまうよ」。SNSのプロフィール欄には「どこかの町の、誰かの背中を、吹き抜けていく。」と記載、ああ、なるほどなあと頷く青さと爽やかさがある。すっと吹き抜ける風は気持ちいいけど、そこに感じる切なさや寂しさを見事に軽快な音楽で表現してるなって思う。
 ラストはMorbit Sloth。東京から。これはかっこいいですね。真っ直ぐにエモーショナル。広がる音像にはポストロックの味わいもあるし、アレンジと演奏の力強さから地に足つけて鳴らし切るんだろうなってのがすぐわかる。他のバンドがそうじゃないってことは絶対ないんだけど、この手のバンドのこの音の感じ、ディスイズ。あと声がいいね、地声もファルセットも。
 あ、そんで、カメラは谷。あいつの写真いいんだよね。ライブカメランて基本瞬間を捕らえるのがマジすげーんだけど、谷の写真って、集合写真とか後で送ってもらうと、なんだかその時の声が聴こえてくんの。この日もバッチバチにええの撮ってくれるんやろな!

 ライブはナイトサファリのみ地元で、あとは遠征組。ねむちゃんがnanoで見たいっす!!って連れてきてくれたんだな、きっと。その期待に応えなくちゃだな。初見の皆の信頼も一夜にして勝ち取りたいっすね!!疲れてるとか言ってちゃダメ!絶対!!やってやるんだから!!!

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6(木)

休業日

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7(金)

Day my dream 1st album 「cyan」 release
『fall in summer tour Kyoto』

Day my dream / ZOO KEEPER / ガガ・スプート / アンツレイト / Still Crying

 三重県を中心に活動する3ピースのギターロックバンド、Day my dreamのアルバムのリリースツアー。nanoには初登場。アルバムってか5曲入りのEPか。唄いたい歌とその理由がしっかりある印象のあるバンドですね。飽くまで歌を唄うことを中心において、エモ逃げしてないピュアな音楽性にグッときますね。
 ZOO KEEPERからの紹介なのですが、彼らのようにオルタナティブなアウトプットではなく、どちらかというとポップスの要素が強いのは事実なんですが、例えばギターの歪方やアジカンのゴッチさんを思い出させるアンニュイな声質とか、ただの歌ものではないぞ?という力強さがありますね。三重県や愛知県のバンドで歌を唄うバンドって、例えば明日、照らすとかグッドバイとか、歌を強く聴かせるバンドがたくさんいますよね。所謂「歌もの」である裏にもちゃんとエッジの効いたマインドがあるんですよね。この土地性なんかあんのかなあ。なんせ、好きなタイプのバンドですね。とても楽しみです。
 
 共演者には地元の4組。
 ZOO KEEPER、ここ最近仕上がってますね。ずっと試行錯誤していたように見えていて、それもまた大切なことなのですがとてもスローペースな印象、でもそれが遂に実りだしたのかZOO KEEPERの音楽にめちゃ太い輪郭を与え始めました。急にいっちゃう可能性あるなあ。ガガ・スプート、久々。滋賀県立大出身の彼らは水平線の直の後輩、近しい先輩がぐんぐん伸びてる姿を見せてもらえるってのは良い目標になっていいですね。彼らの曲も歌ありきのインディーの香りのするロックで、この夜との相性いいな。アンツレイト、少し間が空きましたが、どこまで伸ばしてきてるかな?さよならポエジーなどにみられる鋭角的なオルタナの範疇なんですが、僕的にはさらにその奥のUSローファイのテイストが好きなんだけどな。Still Crying、この中で最若手。この年齢でこのフィジカルかよってインパクトもありますが、何よりバンドやりてえって青さが引き立ちますよね。彼らもとにかく曲がいいので、そのフィーチャーの仕方をこの夜にさらに学んでくれると嬉しいな。

 そんな5バンド、これもしや全部3ピースか?いいねいいね!余計な情報抜きにして丸裸に晒されるステージング、お楽しみに!!

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8(土)

『PULPS ONEMAN LIVE』

PULPS

 やった、毎年恒例になりつつあるPULPSのワンマンライブだ!

 PULPSは大阪のインディーロックバンド。曲もライブもとっても良質で、自身のフォークロックを様々なアウトプットで鳴らしてくれます。基本は日本語のポップスで、誰だって楽しめる普遍性もあるんですが、音楽のヘビーユーザーでも思わず耳を傾けちゃうミュージシャンシップの高さに首ったけです。やっぱフィジカルって大切ですよね。前身のバンドからのキャリアの長さもその理由に勿論数えられますが、顔をしっかりみせてくれる音楽そのものへの愛情がありありと感じられるところがやはり頼もしいですね。
 あとね、とにかくですね、メロディが素晴らしい。どの曲においてもキラーメロディが炸裂してるんです。唄い出しのAメロから「お、やべえ」って思わせる旋律が鳴るし、それがサビへとフレーズの印象が強くなる一方、さらに彼らの曲って「鬼のCメロ」があるパターン多いんですよね。まだいくか!ってね。だからとても「贅沢」な印象を持つんです。
 で、ですね、だからといってめちゃくちゃハイファイに仕上がるのかっていうとそうじゃないのも僕が好きなところ。歌詞の内容的にドラマや風景を想像するイマジネーションは煽られますが、アレンジ的な盛り上がりに「ここまで」って線引きも感じるんですよね。つまり、どこまでいってもローファイの範疇を超えないっていうか。音をどんどん重ねることでどこまでも盛り上げることって簡単なんですよ。いや、それがいけないとは言わないし、それをやりきるためにもそれ相応のフィジカルは必要なんですが、PULPSは、そのベーシックの中でどれだけの表現ができるかって挑戦してるような気がするんですね。メゾピアノからメゾフォルテの間で何とかしようとしてるんですね。これって、まじ職人技。そこに痺れる憧れるウ! つまり、最初に言った通り、彼らの音楽って所謂「インディーロック」なんです。いやー、渋い。そう、渋い。好き。そう、好き。
 
 そんなPULPSのワンマンライブ、絶対に来てよかった!ってなるものになりますね。nano周りのオルタナ好きも納得の音楽におけるインディーイズム、必見ですよ。ぜひいらしてください!!  

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9(日)

『NATSUKO ENDLESS SUMMER 2025 in KYOTO DAY2』

ワンチャイコネクション(沖縄) / AKKANBABYS(沖縄) / 渚のベートーベンズ / cocolo-No / Umibenomachi

 渚のベートーベンズが中心になって、沖縄から2バンドを招致しての京都2日間の公演の2日目。土曜日がサブマリン、日曜日がnanoってやつ。ちなみに今月末のfolk enoughが出演する日は昼間サブマリン夜nanoってやつなんですが、なんか良い関係になってるなって思います。実際とても好きな場所だし、ツアーの問い合わせあってうちが無理だった場合、サブマリンをよく薦めますもの。だから、なんか共に一つのイベントに関われるの嬉しいんですよね。
  
 さて、このタイトル、ベートーベンズ・メシアと人人が帯同してツアーに行った時のものなんですが、それで沖縄に行ったときに出会った2バンドってことですね。
 まずはワンチャイコネクション。これは好きですね、非常に好きですね。ざらついた耳触りにはグランジ・オルタナティブアンテナがビンビンに反応します。マイクが歪みそうなくらいに声を振り絞る様子はめちゃくちゃブッチャーズやカウパーズとかの札幌のパンクの香りがあるし、音数の少ないアレンジになると、このローファイ具合はもうめちゃくちゃシアトルですね。すげえな、こんなバンドいるんだ。めちゃくちゃかっこいい。
 AKKANBABYS、これはUSインディーっぷりが炸裂しています。ふわっと柔らかいメロディと声が印象的ですが、音源における例えばドラムのミックスとか、ギターの絡みとか、ローファイなんですが、なんか歌含めて音一つ一つの情報がすごく多くて、結果めちゃくちゃカラフルな表現になっています。えーと、誰かな、あ、これはフレイミングリップスだ。いききったノイズの鳴らし方も含めて、このやってしまう感、どこまでも遊び心を失わないやり方、フレイミングリップスだ。すげえな、こんなバンドいるんだ。めちゃくちゃかっこいい。(2回目。大事なことは2回言う。)

 えーー、どっちもめちゃくちゃ好きなやつやんー。連れてきてくとれたベートーベンズに感謝ですね。そのベートーベンズもnanoに出演するのはめちゃくちゃ久しぶり。メンバー全員が曲を書いてそれによってボーカルがチェンジするってスタイルで、どの曲も素晴らしいですが、作り手と唄い手が変わるのに全てベートーベンズなんですよね。アイデアがとても豊富なのは勿論、絶対的にポップスであろうとするスタンス、それらを一つのバンドの楽曲として逸脱しないようにするコントロールっぷり、でもおもろかったらその形も平気で壊しちゃう自由っぷり、きっとメンバー全員で「ベートーベンズはこんなバンドでいたい」って理想が共有できてるんだろうな。素晴らしいなー。
 さらに京都組はcocolo_NoとUmibenomachi。cocolo_Noはヘビーなグルーヴながら渋みよりもヴァイブス重視のステージングが超楽しいし、ベースの亮介はブッチャーズ大好きだし、もってこいだね。Umibenomachiは元ベートーベンズの麻生の卓ロクユニット、ダブワイズし甲斐のある音楽性にこれまた約束されたダンスタイム。

 いやはや、これは間違いなく絶対に楽しい日曜日。次の日休みだし飲んじゃうなーこりゃ。乾杯しましょ!!

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10(月)

休業日

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11(火)

『ナノジャム』(BAR営業+スタンダードジャズセッション)

Special Live:CRUSH HARD ORCHESTRA

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12(水)

『Lost Fall』
feat.Beltigs Japan Tour 2025

Beltigs(Indoneshia) / Atomic stooges / BEETHOVEN FRIEZE / Balance Lost / the blue sundays

 いつもお世話になっているto'morrow recordsの水島さんからの外タレ案件、今回はインドネシアからインディーポップスを奏でるバンド、Beltigsが登場。その音楽に合わせて地元勢4組でお迎えします。
 Beltigs、いいですね。シンセの上音フレーズとリバーブたっぷりのコーラスワークがとても印象的。もう完全に「俺たちのインディー」のやつ。この手のバンド、いっとき日本でも猫も杓子もって感じでめちゃいたけど、最近は少なくなってきたのでめちゃ嬉しい。基本的な見触りはとても綺麗で緩やかに流れるタイプのものだけど、the smithのような絶対の存在感を誇る、パンクでサイケデリックなマインドも内包してる強い音楽だと思うんです。つまり、泥にまみれたマッドチェスターの濃さと美しさ、これは好きだな。

 地元勢の4組は、Beltigsってバンドが来るよと音源を添えてオファーを出せば「これは…めちゃくちゃかっこいいですね…!」などと全員興奮気味の返事をくれて決まりました。
 Atomic stoogesはこういう夜には欠かせないんですよね。今回真ん中にある音楽性とリンクしてるかというとそうじゃないかもしれないけど、彼らの彼らにしか鳴らせないタイム感による演奏は日本のバンドっぽくないんですよね。音楽の形(USのサーフガレージ)は飽くまで指標で、それをベーシックにどうリズムを成すかってとこ、余裕で海なんか超えちゃう。
 マッドチェスターと言えば京都ではBEETHOVEN FRIEZEですよね。UKといってもVoいしんの佇まいはリアムの粗暴さというよりはボビー・ギレスビーの艶が立ってますけどね。90年代のブリットポップさながらのギターリフで押すロックンロールもあれば、グラスゴーの広がる景色を連想させるローファイチューンまで幅広い。そこがoasisよりもプライマルなんだよな。 
 the smithといえばBalance Lostです。モリッシーをリスペクトしまくってる京都在住のイギリス人のピートによる宅録ユニット。なんだけど、そのギタープレイが何より光るんだよ。大好きな音楽へのリスペクト溢れる、その「失礼があってはならない!」って狂気じみた愛情、圧巻です。あと、ピート、超いいやつ。
 そして2回目の登場the blue Sundays。彼らも所謂「インディーロック」と呼ばれる音楽を、UKもUSも屈託なく影響をうけて演奏するバンド。どちらというとUSの香りが強いかな?まっすぐシアトルライクな曲もあるしね。何がいいかって、音楽が好きなんだよな、彼ら。「こんな音楽バンドでやりたいよね」「お、やろや」なんて単純だけど当たり前のノリでやってるような、清々しさあるんですよね。

 まあ、なんつーんですか?音楽が好きなだけ、それだけで生活の中でバンドをやっていて音楽を演奏する連中だけが集まる夜ですね。たとえるなら自慢のレコードを見せて聴かせ合うようなそんな感じ。音楽的、そして音楽ラバーたちの愛の純度の高い夜にぜひおいでください!

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13(木)

『Me&My PC』

City Lizard / Style.5 / 霊伽 / Mellow

 PCからインターフェースでオケをアウトプットしてってミュージシャンが増えましたね。こういうタイプの人たちってライブハウスと呼ばれる現場では少なかったかもしれないんだけど、最近ではもう、ほんと当たり前。まあ、ギターやベースやドラムじゃなくて、PCで音組んできて鳴らすって形が変わるだけなんで、新しくもなんともないし、むしろ形の選び方の選択肢は増えてきた昨今としてはそりゃそうなるかって。
 で、これ余談になるかもしれないんですけど、ソロでしっかり自分の音楽のイメージを見せ切ってくれる人増えたなとも思うんですね。これ、絶対コロナ禍の影響あると思うんです。どこにも行けないとなれば、音楽が好き・それを作りたいなんて考える奴がやることは一つ、部屋にこもって曲作り。かつ誰にも会えないから自分自身と向き合うしかない。そりゃあ、色んなタイプのカートコバーン、孤独の中で孤独の向き合い、想像力が鍛えられる一方みたいな経験を持つ人間がたくさん生まれるわけです。今回のようなトラックメイカーに限らず最近の20代前半のミュージシャンで「ええやん」って思える奴らが多いのは絶対にこれが理由の一つですね。

 で、面白いのがですね、マシンライブ、もしくはそこにエフェクトをかけた歌を重ねるからといって、インダスリアルなものになるかというとそうじゃないんですね。音がそういう音ってだけで、へたしたらバンドより全然血の匂いがしたりもします。ちゃんとスタジアムロックだったり、ちゃんとパンクだったり、その辺の駆け出しのバンドなんかより、多くの人を巻き込めるアンセムを鳴らしてくれたりもします。何度もいいますがね、これ、ただの形の話。楽器が違うだけ。ちゃんと彼らが影響を受けてきた音楽の、しかも所謂バンドの音楽がバックボーンにあるのがわかるんですよね。
 
 City Lizardと霊伽は二人とも街蜥蜴塾のメンバーで、セットでうちにもよく出てくれますが、style.5とMellowは初めまして。4人ともきっと、たった一人で、でも一人とは思えない広い音楽、でも結局たった一人である強み「孤独から宇宙の果てまで」な表現を見せてくれます。普段はバンドや弾き語りといった「ライブハウスのアウトプット」にしか興味の無い方も、ぜひいらしてくださいな。めちゃいいすよ。

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14(金)

ANABANTFULLS pre.『"THINK & ROLL" Release Tour』
※当サイトにおける取り置き予約不可

ANABANTFULLS / the twenties / DNA GAINZ

チケット予約はコチラ

 やった、埼玉のANABANTFULLSの企画だ。元気よね…この人たち。キャリアも長くなってきたけど、関西にめっちゃくるもんな。
 昔ほどの頻度ではnanoには来れなくなったけど、その分大阪で企画を打つ機会も増えてるようで、支持層がちゃんといるって事がわかって嬉しい。出たての頃からツアーバンドのわりに集客もある方だとは思ってたけど。だってアナバンかっこいいもの、随分年下だけどなんだか「あにき!」って感じするもんね。目の前にいる人たちを、なんか「俺たちの知ってる!こんなに楽しい世界に!お前たちも!こっちこいよ!」って必死で引っ張っていこうとするエネルギーを感じるんですね。「男くさい」とかいうと前時代的になるからダメなんだけど、時代のリーダーって例えばこんな感じじゃない!?って自分の理想のヒーロー像を見せようとしてるのかな。でも、そこには嘘はなくって「ヒーローになって皆を引っ張りたいって思う自分」なんですよね。そこが生々しくていいんですよ。いや、好きだわ。アナバン、どこまで行っても泥まみれ。ただの人間。推せる。

 今回の対バンもえぐいの連れてきたな。the twenties久しぶりだなあ。DJのシンスケ君の案件で昼間にやってくれた時以来か。ってnanoでアナバンとの共演も調べてみたら2016年のアナバンのリリパ京都編をnanoが組んだ時以来。エッジの効いたダンスビートで鋭角的なロックンロールを思うさま鳴らし切るバンドというイメージですが、去年の暮れに出たシングルとかまさにその音像でそのまま何倍にも強くなってる(ブンブンかと思った)し、そうかと思えば今年の頭に出たシングルの、音像は尖りながらもここまでメロウなヒップホップライクなものまでいけるのか、と驚きもあり。いやいや久々のtwenties、マジで楽しみです。
 DNA GAINZはnanoではお馴染みのバンド。そんなGAINZが同じくお馴染みのアナバンと繋がってるのが嬉しいね。GAINZ、今いいすよ。いや、元からいいんだけど、島根(奴らの地元)にいたときは、悪く言うと理想の世界を思い描くばかりで地に足着いてなかったというか。まあ、若さ故だし、それでもあれだけのインパクトを残せてたのも凄いし。で、上京して、自活するようになって、理想を現実にするためには自分たちの足でまずは地面を固めなくては机上の空論に過ぎないってことに気づいたんですね。ここ、超大事。人間ですから、この時代に生活を営む人間ですから。

 いや、絶対におもろいやつ。この金曜日。なんか色々書きましたけど、結局は、すげえ存在感を誇るロックバンドが3バンド出ます!という超シンプルな夜ですね。THINK & ROLLってタイトルいいですね。&なんだけど「と」じゃなくって「ながら」かな。考えるのも大切だけど、ちゃんと転がってけ!考え「ながら」転がれ!ってやつですね。
 お楽しみに!

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15(土)

京都金沢交換企画
『KICK ASS!!!』

コロブチカ / THE HAMIDA SHE'S / To Be Honest / CISSE / THE あろーんず / よく吠えるいぬ

 京都のバンドと金沢のバンドがクロスオーバーする夜の京都編。金沢編はもう既に開催済み。ローカルのシーンには、ちゃんとそこで鼻息荒く活動するバンドがいて、その土地を背負うというか、俺たちだってやってるんだ!っていう気概に、地方からやってくるバンドたちのライブを観るたびに感動してたりします。特にnanoってか僕が好きでとても大事にしてるパンクやインディーのマインドを強く受け取ることが多くって、みんな本当にピュアで音楽に対して素直なんだよな。京都って街も都会というよりはローカルだと思ってて、その中でせめぎ合いながら全国に発信しようとしてるアーティストがたくさんいるのも同様で、だからこの日のようなイベントが成り立つのかなって思います。

 さて。京都の3バンドは既にここで語り尽くしてくるとこがあるので割愛しますが笑、金沢からやってくるバンドたちについて。
 CISSE。3回目の登場。ある知り合いから紹介を受けて昨年ツアーで来てくれたのが最初。それはもう大好きなUSローファイもので、こんなパンドいるんだって嬉しかったんだよな。が、そのテイストがさらにブラッシュアップされて自分たちの音楽の輪郭をさらに太くしてると最近の音源を聴くと感じます。敢えてトラッシュにしてる曲とかゆら帝やん!とか思っちゃう。そういうスタイリッシュさもある。かっこよくなったな!
 THEあろーんず。2回目の登場。oasisもびっくりのバラードアンセムを炸裂させるバンド。自分たちの生活があって、そこに地に足をつけながら唄われるブルースには将来への漠然とした不安を孕みながらも、それもまたそういうもんだろ?と半ば諦め、それならとりあえず今は目の前にある景色がいかに美しいかを認識してそれを唄ってみせる、そこから始めようってある種刹那の輝きがたまらない。本当に涙なしでは観れないバンド。切なさも悲しみも優しさも喜びも全てある。
 よく吠えるいぬは初登場。名前よ。弱い犬ほどよく吠えるって言葉がありますが(アウトレイジビヨンドの加瀬亮が見事にそれでした)、つまり自分の弱さを受け入れたうえでの表現ってことかな?いや深読みの可能性多いにありですが、聴いてみたらそういう生々しさが確かにありますね。ポストロックというには音数多めで派手、マスというには人間味が溢れてる、そんなインストバンド(だよね?)。ステージ上のヴァイブス超高そうで楽しみですね。

 いやーいいバンドばかり。京都勢がどれだけ張り合えるかな?まあ、ハミダシもコロブチカもTBHもしっかり地に足つけてやってるやつらなので、心配はしてないんですがね。総勢6バンドで、かなり豪勢なうえにレコードショップcuuneの出店もありな贅沢具合。いい日になりますよ!ぜひ!なパーティーです!

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16(日)

『mogran'BAR feat. Beep it』

Guest DJ:shinsuke osanai / 犬オブダークネス
Guest LIVE:KENT VALLEY / Barbara
DJ:mogran'BAR crew

 月一回マンスリーで開催されているこのパーティーは、2004年のnanoオープン当初から続く立派なレジデントDJパーティー。オリジナルメンバーはもういないんですが、その頃から通い続け今はレギュラーとしヴァイブスを担ってくれるメンバーもいます。形と内容変え開催回数は400回を超える歴史のあるこの夜(とか大袈裟な…)の今現在のポイントは、
・チャージフリーである。飲み代だけで遊びに来れます。
・デイパーティーである。主に18:00にオープン、22:00クローズの超健康的な時間帯に開催されます。
・ボイラールームスタイルを採用。フロアのど真ん中にDJブースを設け、360度囲んで楽しめます。
・ゲストが基本出演。え?フリーでこの方が?みたいなゲストが登場することもしばしばです。
・レギュラーDJたちのプレイクオリティは割と本物です。みんな数々の現場を踏んできた信頼の奴らです。
・ちゃんとクラブです。普段ライブハウスなnanoがこの夜はクラブ化成功。
情報多いな!!基本的なものだけでこれだけ挙げられるって、なんか我ながらすごいな!笑
 と、こんなパーティーがmogran'BARなのです!

 さて、今月のモグランは定期的にメトロで開催されてる、京都のインディーレーベル・SECOND ROYALの小山内くんが中心になってオーガナイズされるbeep itとのコラボレーションでお届け。
 先月のbeep itが日曜のデイパーティーで、nanoの仕事も早く終わるパターンだったので初めて足を運んだんですよ。それがもう楽しいのなんのって。ゲストにgroup_inouのimaiくんもいるからって挨拶兼ねて(inouはボロフェスタに出ることになってたからね。inou最高だったなあ!)ちらっも顔を出しにー、くらいの気持ちだったんですが、思い切り飲んだしめちゃ踊ったな!各ステージアクトとDJたちのプレイがどん!どん!と並びたってて、さすが小山内だな、と。んで、誰よりも激しく踊り続けてる小山内くん笑 そんな小山内くんも含めてかなりエネルギッシュなパーティーだぞ!としっかり喰らって飲みすぎたのでした笑

 そんなbeep itがnanoで開催したいんすよね、なんて言葉をもらって、mogranとの共催が実現。ステージアクト2組とDJ2人がゲストとして登場、かなり豪勢な布陣になっています。mogran'BARのレジデントだって負けちゃいません。パーティーとパーティーの織りなすパワー、足し算じゃなく掛け算で放ちます!皆で一緒に飲み過ぎちゃいましょ!チャージはちゃんとフリーですよ!!

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17(月)

休業日

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18(火)

休業日

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19(水)

『In One Go Vol.1』

DISTRESS / She Side Ship / ToHSeNBou / Buzzoff

 京都を中心に活動するミクスチャーバンド・DISTRESSとnanoで一緒になんかやろや!って作った夜。
 DISTRESSはハードコアやメロディック、ヒップホップの文脈にあるヘビーな音楽をやってるんだけど、なんか、こう、かっこがつききらん…ってわけでもないか、なんかクールに決めるのも好きだけど、そうはならない自分たちのキャラをわきまえてるからか、結果「パーティーしようぜ!おい!」ってガナりながらでかい声で言ってるバンドかな笑 先日とあるコラムにも書きましたが、最終情報量の多い音楽になるところが、テーマパーク?いやそんな規模でかない、ヴィレヴァンや!と行きつきましたね、ま、そういうバンド。おもろいことに対して貪欲な楽しい野郎どもです。DISTRESSのライブ見に行くだけで楽しいってか。客で観たことないすけど笑 100パー客で観に行って大騒ぎしてえ。

 そんなDITRESSのVoのマッチとですね、マジ友達なんです。歳は二回りくらい離れてんちゃうかな。親御さんが完全に同世代で、そこから受けた影響で自分のカルチャーアンテナを培ってきたマッチだから、そりゃあ話がもう合う合う。世代的にそういうパターンは多いんですが、ここまでユニティする奴も珍しい。ずっと二人で喋りつづけることできるもの。同じ学校の友達かのごとくおすすめの音楽や映画を紹介し合うことしばしばですから。勿論会話はタメです。
 で、思い出したんです、あれ、俺等ライブハウスの店長とミュージシャンやん?一緒にイベントやる方が先ちゃうか?と笑 DISTRESSの音楽の影響元にあるものたちは僕も青春の部類に入るもので大好きなんですが、nanoのブッキングにはなかなかそういうラインナップがなくってですね、いや、ないことはないんですが少なくって、DISTRESSを呼べる機会が少なく、それならなんかやるかね!と始まった?始まったのか?いや始めたいから「vol.1」ってつけましたから。とにかく記念すべき初回なんです!

 で、マッチもマッチでnanoだからできる対バンってのがあって、選んでくれたのがShe Side ShipとToHSenBou。
 She Side Shipはパーティーどころかかなり内省的な音楽ではあるんですが、そこを凝縮させたロックバンドとしてのエクスプロージョン、やばいんすよね。音のでかいインパクトってやっぱ大切だし。それと、歌の内容とキャラとのコントラストがまたいいんですよ。弱い奴が限定で強くなるって素敵やん、一番かっこいいやつやん。悟飯の魔閃光、戦闘力2800でしたから。あの時点で。多分マッチも同じ思考のはず。
 ToHSenBouはもう、ロックンロールパーティーですから、アウトプットの形は違えども、相性抜群ですね。マッチがGROWLYで働いていた時期に良くライブは観ていたと思うんですが、あんなもん好きになるしかないもんな。バンドのクオリティがどうとかこうとか一旦置いといて先ず好きになるもの。あの瞬発力は武器ですよ。多分マッチも(略)
 で、Buzzoff。出会ったばっかなんですが、これがもう、DISTRESSと対バンせな誰とすんねん(っていや色々いますが)ってミクスチャー、ハードコアありきのバンドなんですね。それなりに若いはずなんですが、ちゃんとマナーわかってる演奏するんですよ。超クール。DISTRESSなんかより笑 ボーカルがセルフ・フィジカル・エフェクトでデスボイスを出すんですが、美しいんですよ…ニュースクールハードコアのかっこいいバンドくらい美しいんですよ…。

 と、そんな、なんでもありっちゃなんでもあり、でも筋はちゃんと通ってるんちゃうかな?えっと、ロックバンドってところと、なんせ俺もマッチもどっちも好きってやつ笑 いや、でも身内のいちゃいちゃじゃ片付かないパワフルな夜です!遊びましょ!!ちなみにタイトルは「一気に」とか「一度に」が直訳。過多な情報流し込みます!!

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20(木)

『鍋』

ショーウエムラ / スギタヒロキ / ひなね

 弾き語りの3マン。
 この3者揃ってどう仕上げるかなって迷ったんだけど、弾き語りって、実は持ち時間長い方がいいなって最近思ったんですね。音楽としての瞬発力ってそこまで高くないじゃないですか、もちろん悪い意味じゃなくて、ドーン!とかジャーン!とかないし(ある人もいるけど)、やっぱりじっくり楽しむタイプだなって。だから30分じゃ表現しきれないところまで、今回は見せてほしいし、それができる3人だと思うし、同時に尺が長いからこそ持たせることのできる余白もあるはずだし、その余白がこちらの想像力を刺激する、それを咀嚼する余裕も聞き手に与えてほしい、とか、そんなことを考えて多少長尺の3マンでお送りする秋の夜長の音楽会、その名は「鍋」。

 「鍋」…?なんでこれにしたんや。まあ、最近めっきり寒くなってきたし、夜に自転車で帰ろうとして諦めて途中から電車乗ったりするし、居酒屋に入れば「おでん始めました」って見かけることもしばしば。季節のものではあるんですが、じっくりことことっってやつっすかね、さっき書いた話で言うと。出汁が煮立つのに時間が必要なこと、具材に味が沁みていく感じ、最終の選択肢がこっちに委ねられること(ポン酢なのかゴマダレか締めは米かうどんか、とかそういうの。大げさな…)とか、なんかアウトとインが共存してこそってか、あれ、これ鍋の話だよな?笑 まあ、やっぱnanoとしては「全ての夜をパーティーに」って大前提があるので、こういうじっくり味わう日でもそういうのってことでしっくりきたんでしょうね。つまり「酒」でもよかったわけですが、飲めない人にとっては、ねえ?

 3人とも超等身大のブルースを唄ってくれます。そもそもスギタくんはショーくんの紹介で出てくれるようになった人だし、この2人の共演は嬉しいね。ひなねはちょっと久々だな。誘う誘わないってタイミングの話なんだけど、持ってきた自身のポスターに「嫌わないで出してください」って書かれてて、「誤解!」って思って、ええ日に誘ってやりましたわ。うはは。

 みなさんで鍋突きますかー。ショーくんは鶏肉、スギタくんは豆腐、ひなねは春菊かなー。どれも欠かせないもんなー。あ、めちゃくちゃ適当です。みなさんで誰がどの具材か考えてみましょう。想像するって大切!

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21(金)

『ALL YOU NEED IS JAZZ take.2』

Rentaro / VAALBARA / Hitotonari / Radical Humanism

 去年の春かな?PsysExと村島とkottとSawa Angstromで同じタイトルで開催したのは。いや、一昨年か。久しぶりにこのタイトルで開催。前回よりも所謂Jazz要素が強めにはなりますが、結局僕の持論「全てJazz」ってやつでゴリ押す夜です。
 意志がそこにあることが何においても結局大切で、そこに吹きこめられる作家の呼吸こそ全て。Jazzという音楽においては「名曲なし、名演奏のみあり」と言われるだけあって、形などまさに後付け、意志に魂がやどり形を成すのです!ええい、成すのです!!つまり、そういう香りのする音楽はもちろん、美しい絵画、美味しいラーメン、などなど数えだすとキリがありませんが、全てJazzなのです!ええい、なのです!!

 Rentaroくん。この人凄いんですよ。アンビエントっぽいミニマルのノイズセッションから始まったかと思えば、最終的には音の洪水よろしくブレイクビーツをさらにぶっ壊したようなトラックでフロアを攻める、攻める。ある友人なんて、ライブ中音に押されて気がつけばフロア後方に後ずさったとか。今年導入したモジュラーシンセのじゃじゃ馬をさらに乗りこなし表現の幅は広がる一方。世界的なプレイヤーになっちゃうんじゃないの!?な予感すらします!
 VAALBARA。ビートメイクされたメロウよりのバックトラックをループさせ、その上でサックスとギターも交えてのリアルタイムジャムバンド。前回出演時はドラム2台とノイズメイカーも交えての大事件セッションでしたが、今回はシンプルに3人での編成。このミニマル具合も超クール。菊池成孔周辺のジャズオルタナが好きな人は必見です。
 Hitotonari。3ピースのバンドなんですが、もう、何やってるかわかんない。や、わかんないってことはないんですが、鋭角的なアイデアを一般的なバンドとは違う形で見事な表現として踊らせてくれる具現化能力がハンパないっす。そこにはバトルスのようなインダストリアルな空気もありつつ、ハイエイタス・カイヨーテのような原始の生き物の影も見える。えぐいんだわ。
 Radical Humanismは名古屋から初登場。ピアノのいとま(いとまとあやこ他)始めnanoには出演したことのあるメンバーたちによるインストバンド。大変申し訳ないことにこの夜最もキャッチ―かも(申し訳ないのか…?その辺の基準が自分の中でも怪しくなってきた)。キャッチーであること自体最高なんですけど、ついつい音源では聴けない生の呼吸を期待しちゃいます。その音楽のフォーマットはユセフ・カマールやハービーのグルーヴにあり、もう涎ものではあります!

 いやーー、これはいいですよ。とてもいいですよ。こういう夜をやっちゃうのもnanoの魅力ですよね!ですよね!!
お楽しみに!!純度たかたかたかたか(発音:たか→たか↗たか↘たか→)ですよ!!ですんだよ!!

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22(土)

『生活』

モラトリアム / THE HAMIDA SHE'S / The Syphons / 降之鳥

 やってきました。コウモトさん(アユさん)の企画です。
 コウモトさんって誰?って話かもしれないですが、界隈では有名なお客さん。もう、めっちゃ来てくれはる。すごいペース。大阪のハコと京都のハコのはしごとか当たり前。すんごい体力だと思う。お客さんって基本ライブのスタートから最後までずっと楽しんでくださる方がほとんどで、みんなめっちゃフィジカル強いなって思うこと多いんですが、コウモトさんの体力バケモンです。まじリスペクト。あの小さな身体、全部筋肉なんちゃうか…たんぱく質の塊…体脂肪率えぐ低いんちゃうやろか…いやはや、かっこいい生き物(人間)です、ほんと。これ、全部褒めてますから!!!
 って身体のことあまり書くとセクハラになっちゃうんでこの辺にしといて、あの方、好きなバンドの演奏を事細かく聴いてらっしゃるんですね、ちょっとしたアレンジのマイナーチェンジまで気づいちゃうくらいに、めちゃくちゃ集中してライブに臨んでらっしゃる。好きなバンドの演奏を全部受け取って見せるって気概にも勿論感服するんですが、ライブってだけじゃなく、その音楽の詳細にまで意味を見出そうとする接し方、ミュージシャンからしたら「嬉しい」しかありませんよ。音楽とバンドが大好きで、そのスタンスで音を受け取ろうする行動、マジ神客です。愛に溢れまくってるタイプ。色んな愛のカタチがあっていいと思うんですが、僕はそんな彼女の熱量を誇る愛のカタチ、まじすげーって思うし、尊敬するし、こんな方に足しげく通って頂けるライブハウスであるって事実、めちゃ肯定されいるようでうれションでます。本当にいつもありがとうございます!!(他にも神客と呼べる方たくさんいらっしゃって、nanoは恵まれてるなあって思います…うう…あざます…)

 さて、そんなコウモトさんの企画に出演するのは、彼女が「愛してやまない」どころの騒ぎじゃないバンドが4バンド登場。4つとも駆け出しのころから見させてもらってますが、当たり前ですけど、今が一番かっこいいですね。The Syphonsが今回でラストという話も聞きましたが、まあ、それは置いておいて、彼らもまた今がベストのはず。終わり良ければ総て良し。というか、コウモトさんを前にして彼らへの愛情を語るのもここでは憚られるので、それはまた別の機会にとっておくとして(すぐ出るし)、とにかく彼らには、身内のりにならないように、自分たちの大切なお客さんを、そしてその人の企画に集まってくれた他のお客さんを、全員喜ばせてくれるステージを見せてほしいですね。コウモトさんのためにってのは勿論ですが、それだけじゃなくね、皆を巻き込める本気の姿こそ、コウモトさんが最もぐっとくるもののはず。

 個人企画ってとにかく、出演者にも、その会場にも愛が溢れまくってるから、本当に嬉しいんです。よーし、俺もいい仕事すんぞー!!!コウモトさん、この日は思い切り楽しんでください!!と、一緒に皆で、でもそれぞれで楽しんで、最高の夜作りましょ!!

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23(日)

Year After Year presents『Here to Everywhere』

Year After Year / EAT NIGHT LUNCH / ZOOZ / How to draw A castle(高知)/ 藤山拓

 US/UKのオルタナティブと呼ばれる音楽にしっかり影響を受けたうえで自分たちの表現におけるこだわりと真っ直ぐに向き合うバンド、Year After Yearの企画。去年の末以来かな、nanoでの開催は。
 今回はライブでもお馴染みの曲も収録されたEPのリリースパーティー。彼らの音楽がどういうものを目指してるのかがはっきりわかる良作ですね。音作りにおいてライブでは各回模索を続けているバンドなんですが、そこについても今回の録音で自身の解像度上がったんちゃうかな?そんなことを思わせてくれる、「そうそう、このYear After Yearがいいんよ!」って思えるもの。ライブでもぜひこれを聴かせて欲しい!

 リーダーのヒカリとの付き合いも随分と長くなってきたもんです。まあ、ロックバンドのギターボーカルらしい頑固なやつなんですが、それでも自分の音楽をブラッシュアップさせるためには客観的な意見にもちゃんと耳を傾ける一生懸命な人間。そういうのに耳を一切貸さないってスタンスも今や好きなんですが(昔はよくそういうやつと言い合いになった)、ヒカリはライブあとにその日の評価をちゃんと求めてくれるし、時には酷評したこともあったかもしれないけど、ちゃんとそれを受け入れて次に向けてどうするかって考えて戻ってくる。音楽がね、好きってか大事なんですね、きっと。作品に絶対の自信があるってこともあるかもしれないけど、だからこそ、それを表現するための方法論の、最もいいやつを探し続けるんですね。とても真摯でいいですよね。好きなんだよな、こういう人間。

 この夜のメンツにも相当気合が入ってることが窺えます。音楽の内容が好きってのは前提で、どういう人間がやってるからこの表現になるのかってところに着目しているようなブッキング。こういう組み方、好きなんです。ブッキングなんて、アウトプットでメンツ選ぶとおもんない夜しかできませんから(失敗経験勿論あります)。そんな僕のブッキングの志向と似てるとこあるなって、このラインナップを見ると思うんですよね。どういう思いで呼んだのかはSNSのバンドアカウントの投稿やより詳しく綴ったnoteをぜひご覧になってください。で、思うのが、ここでも彼らの真摯な向き合い方が滲んでるんです。誰が出て、どういう演奏が予想できて、その後に自分たちがどういう気持ちでステージに立つのかってとこまで考えてるんですね。いや、これ、素晴らしい。皆が考えるところかもしれませんが、普通以上に、ああじゃない、こうじゃないって脳内の試行錯誤があったんじゃないかな?

 Year After Yearの渾身の企画です。本当にかっこいいアーティストしか出ませんよ?高知のHow to draw A castleとかまじばいすよ。血が赤色の生き物か怪しいですよ。インダストリアルとオーガニックが…って長くなるな、これは当日に笑
 お待ちしております!!

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24(月)

すなお“Sparkle pop”リリースツアー

すなお / Guest:水平線

チケットはこちらにてご予約受付中

 すなおのツアだー!嬉しいなあ!とても素敵なバンドなんだよなー!歌を唄うポップなバンドなんだけど、3ピースのロックバンドなんよなあ!楽しいんじゃなくて、いや、楽しいのはもちろんそうなんだけど、かっこいいんだわ。ひたすらに。すなおの3人にしか出せないグルーヴとヴァイブスがあるんだよ。本当に。今年のナノボロにも出てもらったんですが、その時に感じた「うわ、また次のフェーズいってる!」ってもの。つまり、その前からその魅力に首ったけだったのに、さらにかっこよくなってたんですね。思わず最後の曲で、曲終わってないのに、一人でデカ拍手して大喜びしてましたから。ええバンドからかっこいいバンドへ、そしてすげーバンドへさらに進化したんですねー。そしてそれがきっとこの先も続くんですよ。おー、こわ。
 今回のミニアルバムの素晴らしさも、すなお節満載でデカ拍手ものなんですが、改めて聴くと詩がいいですよねえ。直接的に訴えかけてくるものではない、抽象的な表現なのですが(それがいいんですが)用いてる言葉のセレクトが、すぐ隣にあるようなものからの表現ばかりで、だからこそ超耳に残るし、自分の記憶の中にある風景と重ねることができ、だからより一層心に響くんですね。「まあるい奇跡をとめないで」とか「細いトンネルがあったので覗き込むとそれは人生だった」とか「君っぽいダンス踊ろう」とか「ソファの皴」とか「言葉とは魂の代謝」とかってあかん、最後のエメラルドは全ワード泣ける。すげえぞ!!!オラ、ワクワクすっぞ!

 とまあ、こんなべた褒め大好き事件簿のすなおのツアー、お相手は水平線。もう間違いないっすよ。水平線も歌ありきのかっこいいロックバンドですよねえ…ため息ものですよ。こいつらもまた、ええバンドからかっこいいバンド、そしてすげーバンドへの進化を遂げようとしてるバンドです。今名実ともに伸びてるから、今年のボロフェスタでホール内の一番大きいステージに出演してもらいましたが、いや、本当にめちゃくちゃかっこよくって。知ってたけどさ、昔とは比べ物にならないクオリティを今や誇るの知ってたけどさ、びっくりしちゃった。初日のトッパーだったから、早いて、早いて!!って涙腺崩壊必死で止めてる主宰者(僕)がいましたから!

 というわけで、贅沢すぎる祝日の夜なんです。焼肉をピザにのっけたのオカズに寿司食うようなもんです。でも胸焼けしない、本当に美味しい食べ物ぉぉぉぉぉぉぉおおお!!って感じですね!!
 お待ちしております!!
 ちなみに次の日僕誕生日でつまりこの日明け誕、しかも翌日休みなんで、この日は果てまで飲んで2バンドを褒めちぎる酔い方したいっす!!!!

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25(火)

休業日

モグ誕

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26(水)

umimiru『" colorful " RELEASE TOUR 2025』

umimiru / 降之鳥 / LEGECKO / hananashi / The right

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27(木)

Daisycall pre.1st digital single " nona "リリースツアーファイナル -ワンマン編-
『灼熱単独興行』
※当サイトにおける取り置き予約不可

Daisycall

一般先着¥3000(+1D)9月1日午前10時販売開始

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28(金)

『よさこいマンとバイセーシ ツアー25’』

よさこいマン / バイセーシ / 但野正和 / Fancrab

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29(土)

pavilion & nano pre.『Beauty in JUNK』×『MOLES』

pavilion / folk enough / nayuta / 砂場泥棒

チケットはLivepocketにて9月28日22時販売開始

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30(日)

the elks 1st EP "WHIM"release tour

the elks / LOOLOW NINGEN & THE FAR EAST IDIOTS / Comedownthere

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