スケジュール

  

いずれの日もチャージとは別にドリンク代¥500頂戴いたします。

どのパーティもお薦めですので 興味をおもちであればぜひ遊びに来てください!

ご予約は チケット予約フォーム にて常に受け付けております。

1(火)

休業日

[open] / [start]   [adv] \ / [door] \

2(水)

『ライフのリズム』

タカハシタクマ / 山下慧(work from tomorrow) / ハルト / 山下キヨシ / asage

□配信URL:nanoのYoutubeチャンネル
*チャンネル登録お願いします!
□投げ銭方法:
STORES.jpにて投げ銭札をご購入下さい。

 10月です!来月開催のボロフェスタの直前月のため1年間で最も忙しい時期がやってくるわけなんですが、この時期、nanoでの現場仕事にめちゃくちゃ癒されるんですよね。ボロフェスタに関してはブッキングもタイムテーブルも確定し(現時点ではTTは未発表)音楽的な作業はもう終了、あとは運営にまつわる事務作業ばかり。ストレスすごいんです。そんな中でnanoでオペできることは、本当にピュアに音楽に触れさせてもらえるので超癒しなのです!

 というわけで、音楽が最も丸裸にされ地に足の着くイベント、弾き語りからスタートです。皆真っ直ぐに良い歌を日本語で唄ってくれる人たち。nanoはどちらかというとパンクやオルタナティブのテイストが強いミュージシャンが出演することが多いですが、真っ直ぐにポップなものを奏でる人たちがでることだってあるんです!「オレ ウタ スキ」を自負してますから!
 ステレオタイプのタクちゃん。この人旨い酒飲んで上手い飯くってばかりいますがw(インスタ見る限り)ちゃんと歌も唄います。生きるのが上手くなったんだろうな、きっと。ええ歳になってちゃんと働いてエンゲル係数上がってハイソな感じしますが、それでも彼が唄う理由は自分の根っこの部分を失わないためなんでしょう。だから歌は超ピュアで不器用なまま。安心するし説得力もある。さすがに。
 ワーフロの慧。彼にも不器用代表みたいなとこありましたが、今や子供も生まれ一家の大黒柱。色んなものに追われるし、音楽やバンド以外にも美しいと思えるものも増えただろうけど、それでもバンドをやっていたい、歌を唄っておきたいって気持ちがひしひしと彼のライブを観ていると伝わります。不器用なままでいいよ、背伸びすんなよ。素直にいこうぜ。
 ハルトくん。神戸のシンガーで今回ある人を介して初主演。ライブ動画を見せてもらいましたが、草野マサムネが好きなんだろうなあって唄い回し。それが動画を見ただけでわかるってくらいに自分の歌を表現できているということなですね。マサムネ、実は筋金入りのパンクスなので、そんなところも見えたらいいなってちょっと期待してます。いや、あまり意識せず自由に唄ってください笑
 キヨシ。ギターも歌も丁寧に演奏できるようになってきて、2年前によくやってた「キヨシ虎の穴」のごとしな2マンシリーズのおかげだなって思ってたんですが、良くなってくると次の課題が明らかになるのがおもしろいもの、しっかり何が足りないかを伝え済みなので、さらなる成長が楽しみ。大丈夫かなあ笑 あとそれだけなんだけどなあ。
 asageさん、少し久しぶり。ライブハウスだけでなく場所を選ばず、丁寧に自分の紡ぎたいメロディと言葉を鳴らしてくれる方。若いのかそれなりwなのか詳しくわからないのですが、あのイノセントな風貌からは想像できないくらい芯の通ったロマンチシズムを表現してくれます。立ち居振る舞いに腰が据わってるんだよな。

 そんな5人が登場する歌の宴から10月スタート。過ごしやくなった秋の真骨頂を味わい始めますか!

[open] 18:30 / [start] 19:00  [adv] \2000 / [door] \2500

3(木)

休業日

[open] / [start]   [adv] \ / [door] \

4(金)

『White Light』

サブマリン / yoei / monomi twins / Kaisouroku

□配信URL:nanoのYoutubeチャンネル
*チャンネル登録お願いします!
□投げ銭方法:
STORES.jpにて投げ銭札をご購入下さい。

 「俺たちのインディー」な夜ですね。だから「俺たちの」ってなんだよって話ですね。なんか僕が所謂「インディー」と呼ばれる音楽が大好きなので、好みを同じくしてる人達が演奏してるのを見るとめっちゃ喜んじゃって「俺たちこういうの好きだよね」って馴れ馴れしく使ってる「俺たち」ってワードです。好きって思える音楽を演奏する人とは友達になりたいのです笑

 サブマリン。2月以来ですね。リードギターのファンタジスタ・タカノが病気療養中なのは残念ですが、その分Voの笠浪の存在感が増してそうですね。勿論以前から彼の存在感はフロントマン然として素晴らしいものだったけど、それでもタカノのギターを頼りにしていたところあると思うんです。タカノはまた戻ってくるけど、それまでは俺がサブマリンを引っ張るって気持ちが前よりまして強くなってると思う。そしてそういうマインドって音に乗るんだよな。いや、至高のスタジアムロック(つまりオアシス)頼むぜ。サブマリンのすげえライブを観て「あ、本当にオアシス復活すんだ」って確信したい。(風が吹いたら桶屋が儲かる的なとんでも論理ですが笑) 
 yoeiも久々だなあ。あのサイケフォーク大好きなんだよな。自分の生活にはないかもしれない、退廃的かつ耽美な世界観に憧れ、あのかっこいいロックンロールはどうやって鳴らすんだろうって試行錯誤を繰り返してきた結晶みたいな音楽を鳴らしてくれます。メンバーは変わってるのかもしれないけど、ドラムはステイならいいなあ。彼女、リアルに「かわいい顔してあの娘わりとやるもんだね」ですからね。なんせ久々の出演嬉しいです!
 oOo改めmonomi twins。もう涎もののUSインディーロックです。今年の夏の終わりに4曲入りのEPがリリースされましたが、全くブレがないですね。エイトビートにしてもシャッフルビートにしても基本リズムが軽快で、そこに歪み切らない(たまにえぐいくらい歪むw)ギターのアレンジ、ロックというにはライトな音像ではありますが、メロディと唄い回しのアンニュイさにはブルーズしかないですね。そうそう、これがUSものの美味しいとこどりってやつですよ。いやあ、最高。
 Kaisourokuくんは初めましてのソロシンガー。ギターでの弾き語りになりますが、とても美しい音楽を奏でてくれます。曖昧な表現に美を見出すというか、余白がしっかり感じられるタイプの作風。でもなんか強いというか太い芯を感じる音楽なんですね。話を聞けば、nanoにはナツノムジナのライブを観に来たりしていたとのこと。なるほど、バッキバキのオルタナティブ側の人間ですね笑 僕の中の解像度バリ高です。

 いいですね。こういう音楽を演奏する人たちが出演する金曜の夜。タイトルにはこういう夜に絶対BGMで鳴らすだろうスーパーノアの名曲から拝借。わかんないけど、アメリカのブルックリンにこういう小さなヴェニューありそうじゃない?そうでもない?ま、いいやん。この夜はブルックリン気分で!(はあ?)

[open] 18:30 / [start] 19:00  [adv] \2000 / [door] \2500

5(土)

ANABANTFULLS presents『NU HEAVY TOUR』
※当サイトにおける取り置き予約不可

ANABANTFULLS / wash? / 171

チケットのお申し込みはコチラ

 埼玉のANABANTFULLSのリリースツアーです!去年の6月以来の出演…?あんなに頻繁に出てたのになあ笑 ま、いっか。それでも新譜のツアーで来てくれるのはnanoとの関係性が変わらない証拠ですね。
 今回のアルバム、めちゃくちゃかっこいいですね。リフレインにこだわりそれを軸にしたグルーヴが武器のロックバンドではありますが、それにこだわり続けたからこそ培われた実力が見事にパッケージングされていますね。縦が合いまくってとにかく圧が凄い。音の強さも相まって重い。なんかハードコアのバンドのピュアさを感じましたね。SAPPOROよりKASHIWA。どっちかっていうと。ヌンチャクとかのミクスチャーのテイストもあるというか、とにかくめちゃくちゃ渋いしクールだし熱い。すげえバンドになったなってちょっと感動しちゃった。そういや夏にVo.ヤスが「TURNSTILEのzepp最高でした!」って送ってくれてたけど、その連絡、今回のアルバムの内容への布石かなって思うくらいの出来映えかと!やるやん、キョーダイ!

 今回は3マンでの開催。
 wash?はかっこいいですねえ…。初見なのですが、キャリアは20年、長い。音楽はシアトルのそれ。つまりグランジ。2004年からこのバンドを初めて今もなお続いてるってめっちゃかっこいい。だって2000年代初頭なんて90年代の音楽の暗さにちょっとお腹いっぱいになっちゃって、面倒な感情抜きにしたガレージリヴァイバルやニューレイブの時代。日本では何を勘違いしたか四打ちのインフレ。そんな中でグランジって。最初からかっこよすぎる。んで、最近の音源もブレ無し。クールすぎる。BIOにあった「オルタナティブとスタンダードをこじらせたまま 俺たちは今夜も歌っています 一緒にどうですか?」。俺もす!ご一緒します!おす!
 171だ。いいですよねえ。勢いに乗りまくり。そもそも自分のバンドとその音楽とを信じ切っている、不安になることはあっても「いけるはず!」と自分に言い聞かせることのできる強いマインドの持ち主ではありますが、そのなんとか人力で回し続けてきた歯車たちが「ガッチーン!」とはまって一気に回り始めた、そんな匂いがします。なんか、すげーんだわ。今のライブの勢い。オルタナティブなテイストありきで疾走感バキバキのロックンロールってカテゴリーはそのままに、なんか奇跡みたいなライブすんだよな。ナノボロの大トリでのライブでは、いろんな良い意味でのヴァイアスはあったかもしれないけど、それでも感動して涙が目に浮かんだのも事実だもの。アナバンが呼んでくれるのも超嬉しいわ。

 めちゃくちゃかっこいいロックバンドが3つも出るやん!3マンって3バンドだけの特別なものってイメージあるけど、めちゃくちゃかっこいいロックバンドが3つも出る!って思うと物凄い贅沢やな。そう考えるとロックフェスって「タージマハルで豪遊」とか「ドバイでブロンド美女とナイトプール」くらい想像を絶する贅の限りを尽くしてるな。
 なんで、物凄く濃いサタデーナイトフィーバーですよ!お待ちしております!

[open] 18:30 / [start] 19:00  [adv] \3000 / [door] \3500

6(日)

THEラブ人間 結成15周年ツアー『きみが住んでた街』

THEラブ人間
guest:THEラブ人間

問い合わせ:清水音泉06-6357-3666 (平⽇12:00〜17:00) / info@shimizuonsen.com
7月13日10:00よりチケット一般発売開始
湯仲間直売所e+

 THEラブ人間の15周年ツアーでワンマンだ!え?ワンマンなのかな?笑 まあ、なんにせよTHEラブ人間しか出ません。ワンマンもワンマンで贅沢だよなあ。そのバンドがそのバンドの今の姿を全部見せてくれるんだから。ライブハウスやってるとブッキングこそ、どういうラインナップでどんな夜を紡ぐかってことに命を賭けてるって思われがちだし、実際そういうところもあるけれど、やっぱワンマンっていいよねえ。バンドにとってもお客さんにとってもライブハウスにとっても、めちゃくちゃ記憶に残る夜になるもの。たとえエグいトラブルでライブにもなんなかったってなっても記憶に残るもの笑

 首謀者の金田康平という男のこと、めちゃくちゃ戦友だと思ってる。でも会ったことも直接話したこともそんなにない。おそらく信頼しまくってる共通の知人が信じられないくらいたくさんいるからだと思う。その中で僕と金田だけ直接交じわるタイミングが、nanoと彼らの15年のなかで極端に少なかっただけだと思う。でも、そんなんで戦友と言えるってかなり稀有な存在。僕は金田って男のこと物凄く好きだし、金田もそう思ってくれてるだろうな。多分3回くらいしか会ったことない。でもあいつの歌は間違いない、あの人のハコなら間違いないってお互い思えるのは、金田と僕のスタンス、歌とハコの相性が良いのが簡単にイメージできるから。少なくとも僕はそう。
 ここまで書いておわかりかもしれませんが、なんと、THEラブ人間、nano初出演です。ついに直接拳を交えるのです。拳を交える?合ってる?これ笑 金田、どう思う?合ってるよね?笑

 で、この15年どんな歌を唄ってきたのかってのを改めて聴いてみた。まずは稀代の名曲「砂男」から。2011年だって。経たね。で、次に最新の「レイクタウン」。驚いた。何も変わってない。もうその間の曲は聴かなくてもわかった。金田は何も変わってない。多少は器用に自分の人生を回せるようになってことは、最新曲のリリックを読んでいてもわかる。生活環境や居場所に変化があったこともわかる。が、彼が2011年にも2024年にも唄っているのは、自分の生活はそばにいてくれるあなたたちのおかげだという感謝そのものの歌。その感謝の伝え方が多少変わっただけ。根っこや中身には何の変化もない。これって凄いこと。メンバーの変化始め金田のバンドマンとしての生活にも紆余曲折はあったはず。でも、今もなおそれを唄えるということは、自分の歌へのモチベーションの守り続けてくれる周囲への感謝を忘れることがなかったのだろう。それが金田康平を金田康平のままでいさせてくれたのだろう。

 このブレの無さに、僕は感動して泣いてしまった。この瞬間のために、改めて「聴いてみよう」ってなるタイミングが必要となるために、今まで僕らには直接の交わりがなかったのじゃないかとすら思った。

 THEラブ人間。結成15周年というタイミングで、満を持してlivehouse nanoへ初登場です。
 金田、やっとだな。楽しみにしているよ。お客さん、俺たちの、演奏とPAのいちゃつきも楽しんでくださいね笑

[open] 17:30 / [start] 18:00  [adv] \3500 / [door] \

7(月)

休業日

[open] / [start]   [adv] \ / [door] \

8(火)

『トゥインクルである。』

モラトリアム / Sound Design Works / Anomaly

□配信URL:nanoのYoutubeチャンネル
*チャンネル登録お願いします!
□投げ銭方法:
STORES.jpにて投げ銭札をご購入下さい。

 10月の2週目のスタートは感情が昂るオルタナティブで。
 トゥインクルって、「キラキラ輝く」「きらめく」という意味ですが、3組とも空を見上げたときに輝く夜空のようなロマンチシズムを持ってるんですね。それをフィーチャーした夜です。

 モラトリアム。本当にかっこいいですよね。3ピースで轟音を鳴らして歌を唄うバンドではあるんですが、それってただの方法論に過ぎなくって「自分自身の音楽への向き合い方」をずっと探してる3人です。3人で、ではなく3人それぞれで。音楽的な技術の話は勿論なのですが、それだけでなく「音楽をなぜ私は演奏しているのか」という部分に意味を見出そうとしてる、その哲学的にも必死な部分が音に反映されてきましたね。純度が高い。音も人も。結果バンドで鳴らす音像の無駄がどんどん削られ。研ぎ澄まされた音楽へと成長、その鋭角の先端がきらりと光るトゥインクル。
 Sound Design Works。4人組のインスト・ポストロックバンド。この手のバンドも轟音になりがちですが、このバンドはそれよりも細やかなフレーズの絡み合いでその美しさを見せてくれます。生活ありきの活動ではあるので、目だったトピックが目白押しというわけではありませんが、着実に確実に実力を伸ばしてきたからこそ、その音楽への完成のイメージの解像度が上がってきました。マックスの音量はそこまででなくても、ストーリーテラーとしてのダイナミズムのつけ方に技巧が光るトゥインクル。
 Anomaly。先日久々の出演時にその成長に驚きました。成長というか素直になったか。バンドやろうぜ!ってヴァイブスオンリーで始まった活動、ギターボーカルの脱退、急遽ベースボーカルのバンドへ転向、からの、感情をとにかくぶちまけるギターロックのフォーマットでした。が、考えたんでしょうね。「あれ、俺たちの好きな音楽ってこれじゃなくない?」って。彼らが好きな音楽は所謂オルタナティブな文脈のもの。そこに素直に向き合って音や言葉やメロディにセレクトに一気に振り切りました。その無邪気さが輝くトゥインクル。

 いいですね。3バンドそれぞれでキラリと瞬くポイントがある。秋の高い夜空にぴったりのロマンチックなイベントだと思います。お楽しみに。

[open] 19:00 / [start] 19:30  [adv] \2000 / [door] \2500

9(水)

休業日

[open] / [start]   [adv] \ / [door] \

10(木)

BAR営業『ツキイチ』feat,yeah yeah Tacoz

FOOD:
yeah yeah Tacoz
DJ:
Yu Ando / Kiong / Risako / Miki Masuda

 今月のBAR営業です!
 今回はFOODをフィーチャー!美味しい食べ物を作って販売してくれるのは、京都のパーティーガール・ガッキーのタコス「yeah yeah Tacoz」です!やった!嬉しい!ガッキーのタコス美味しいからな!やった!
 ガッキーとの付き合いも古くなった来たな。河原町三条にあった旧VOX HALLのスタッフとして知り合った彼女、ポイントポイントでnanoにも遊びに来てくれたりしてる、メガネがとても似合うおしゃれでかっこいい女の子。もう年齢もそこそこのはず(失礼しました笑)なのに、いつもかっこよく着飾って遊びにきてくれる彼女はとても眩しい存在。the Mcfaddin界隈でここ数年は遊んでるイメージ、それもあって昔に比べてよく顔を合わせるようになりました。たまにメトロのスタッフもやってるんだっけか?そういうクラブのパーティーの空気がとても似合う人なんだよな。
 ガッキーは今、今出川のPub VOX HALLでスタッフもしていて、彼女がカウンターにいるBAR営業で自作のフードの販売をしている告知をよく見かけていたの。それにBAR営業だけでなく彼女自身がオーガナイズするパーティーもよく開催してて、楽しそうなことやっとんなって思ってて。で、その彼女のパーティーのニュアンスによく似た夜を僕が作った時があって、あ、ここガッキーのフード出店もブッキングしたら面白そう!と声をかけたら即決まり。んで、そのタコスがめちゃくちゃ美味しくって間違いなくその夜の一端を担ってくれたってことがあって、それが今回のフィーチャリングに至るきっかけってこと。今回も「こんなこと思ってるんだけど、どう?」って訊いたら「おもしろそう!」ってこれまた即決。パーティーへのお誘いの返事早いのはさすが!よ!そこもかわいいぞ!笑

 みんなにnanoにきて遊んで欲しい、BAR営業。その意味合いは普段のブッキングライブでも変わりないけど、ただのBAR営業であっても、そのど真ん中を担ってくれる何かを用意するんであれば、音楽でも食べ物でもなんでもOK。それを誰がやってるかってのが大切。結局は一緒に面白い夜を作ってくれる人を呼んでるだけなんですね。
 今回はガッキーの周囲にいる楽しい人間をDJでブッキング。nanoの企画だからうちのミキティにも「好きな曲かけなさい」ってクレジット。DJパーティーというには少し音量は小さめだけど、それでも楽しい空間になること必至です!
 ぜひ、食べに、飲みに、踊りに、おしゃべりしに、いらしてください!
 お待ちしてます!

[open] 19:00 / [start] 19:00  [adv] \1000 with 1drink / [door] \

11(金)

地球から2ミリ浮いてる人たちpresents『翡翠のワルツ』
※SOLD OUT

地球から2ミリ浮いてる人たち / Easycome / ハク。 / 水平線

 3連休前夜は、愛しい愛しいミリちゃんの企画です!いつもいつもありがとうね!本当に大好きなバンド。特別高い人気があるってわけでもないし、バンドとしてもまだまだ成長過程だけど、唄いたい歌を、自分たちの好きだって思える音楽のフォーマットで、丁寧に演奏するプリミティブでイノセントな姿は本当に尊いんだよな。ある時のライブ直後に「なんかめっちゃ尊いって思った」ってVoの中野に言ったら「モグラさんギャルみたい」って笑われたけど笑
 中野の言葉にはとても透明感が溢れてる。濁りが一切ない。生きていく中で感じたことや思ったこと、これから考えなくちゃならないことを素直に歌詞にするんだけど、それは誰だってやること。でも、そこに何の背伸びもなく、そのままに伝えようとするからリアル。濁った感情を抱いて、それを唄ったとしても、その歌には一切の濁りがない。そういう感情を抱く自分を真っ直ぐに受け入れて受け止めてる証拠だね。なかなかの器の持ち主だと思うよ。めっちゃかっこいい。
 小畑のギターもいいですね。年齢からは想像もつかないような、いぶし銀のフレーズとリズム。ギターを弾くのが大好きなんだな、こういうギターを弾きたくって弾いてるんだなってのがありありとわかるステージプレイ。そこにももちろん濁りがなく、眩しいくらい。ライブ後に酔っぱらって僕と仲良くなりたいオーラを真っ直ぐに出してくるのも可愛い笑 仲いいと思ってるんだけど笑
 固定サポートドラムのほんちゃんのプレイも素晴らしいですね。ほんちゃん自信のスキルの高さありきなんだけど、2ミリの歌と音楽にしっかり添おうとするスタンス、そして添い切るステージングには、めちゃくちゃ温かさを感じる。まるで中野と小畑のお母さんか歳の離れたお姉ちゃんみたいなんだもの。あの子、多分人間1回目じゃないな。ほんと頼りがいのあるドラムを叩いてくれる。
 いやいや、俺、2ミリのこと大好きだな笑 サポートのベースは何人かいるみたいだけど、何人も弾きたいって言ってくれる人がいるのも納得できるバンドですね!

 そして今回のラインナップは凄いですね。見事に揃えたもんだ。Easycomeって平日のオファー受けてくれるんだ!ってのにも、今SNSでバズり倒してるハクを引っ張ってこれるのにも、シーンの階段を駆け上ってる真っ最中の水平線を落としてこれるのも、全ては、きっと2ミリの、彼女・彼らへの屈託のない愛情が伝わったからだって思うよ。素直に真っ直ぐ「大好き」って伝えること、やっぱ大切だよね。かっこいい、やっぱ。

 チケットはさすがのソールドアウト。なんだか我がことのように嬉しいよ。満杯のお客さんの前で、今回もとっても尊いステージ、頼んだよ!
 遊びに来られる皆さん、お目当てのミュージシャンのライブが終わっても、トリの2ミリまで全部楽しんで帰ってくださいね!
 おたのしみに!2ミリのライブはnano店長が、そのクオリティを保証します!

[open] 18:30 / [start] 19:00  [adv] \2500 / [door] \3000

12(土)

『S H E L T E R』

Live : 霊伽 / QU1L / Citylizard
DJ : gr0ve.gif / 2s4kq / isawyourghostyesterday
VJ : C_C.mov (from C.L.A.S)
popup : saiDesain

 お、なんか楽しそうだぞ。トラックメイカーやバンドのライブにDJやVJ、それにpopupストアまで!こういうパーティーがnanoで開催されるのはとても嬉しい。オープン当初からの唯一のレジデントパーティーがDJ中心のクラブパーティーをやってきた甲斐があるってもんです。僕自身ライブハウスだけじゃなくってクラブでも遊んできた人間なので、nanoがクラブとしても稼働できるって若いミュージシャンに捉えてもらってるのは本当に喜ばしいことなんだ!

 オーガナイズしてくれたのは霊伽。piece of worksからボーカルが脱退、ソロワークとして再稼働するために名義を変更したものです。そもそもトラックメイキングやDJプレイにもとても良いセンスを持ってるなとは思っていたので、新クレジットで何を見せてくれるのかとても楽しみ。半年ほど前に「新しい曲はこんな感じです」と聞かせてくれた作品は、表現の幅も広がり、これまで使ったことのない音のモチーフも使用してたりと試行錯誤を重ねてる模様。そのスタンスは、ミュージシャンとして挑戦を繰り返しているようでとても頼もしく感じましたね。全体の仕上がりとしては、p.o.w時代のナードなものより、パーティー感が増した所謂「チャラめ」なものに変わりました。見た目はどこをどう切り取ってもナードな彼が、どんな風にフロアを牽引するのかも楽しみですね。別人みたいになってる可能性もあるもんなあ笑
 
 霊伽以外は完全に初登場。CityLizardはギタリストとしてはよく出演してるけどね。彼のソロワークもかなり楽しみです。QU1Lはバンドセットの演奏の模様。ドラムもいればギターもベースもいるんだけど、ドラム以外LINE出しというなんとも今っぽいセット。こういうセットはこちらのオペにかかってくるとこあるしやり甲斐あるんだよな!DJのセレクトも、ストアの品物もどんなものが飛び出るか楽しみだなあ。

 3連休の初日の夜です!遊ぶしかないよね!もうソールド近いみたいなので、興味のある方はお急ぎを!
 お待ちしています!

[open] 17:00 / [start]   [adv] \2000 / [door] \2500

13(日)

ホールレンタル

[open] / [start]   [adv] \ / [door] \

14(月)

『mogran'BAR』

DJ:mogran'BAR crew

□配信URL:nanoのtwitchチャンネル
*チャンネル登録お願いします!
□投げ銭方法:
STORES.jpにて投げ銭札をご購入下さい。

 10月のmogran'BARです!オープン当初からのレジデントパーティーってはこれです!(前日のコメント参照) 
 オープン当初からってことは21年目のパーティー、いやあ、やってるねえ笑 レジデントは今現在第9期くらいになってるんだっけか?たくさんのDJが入れ替わり立ち替わりプレイをしてきてくれた伝統的な(?)パーティー、今回はゲストなし、企画無の裸一貫回です!

 ゲストはいないから見た目のクレジットは寂しく思えるかもしれないけど、ライブハウスとして普段稼働してるハコがここまでクラブの空気感に溢れるんだ!って毎回超ヴァイブス高いっすね。DJは勿論、遊びに来てくれるお客さんも皆自由に楽しんでくれてる雰囲気が本当に最高。特別な催し無くっても、いつものヴァイブスは間違いなくあるのでご安心を!笑
 それにDJブースをフロアのど真ん中におく所謂「ボイラールームスタイル」が演者とフロアの壁をさらに無くす自由度の高さも売りですね!チャージもフリー、めっちゃ遊びやすい空間なので、ぜひいらしてくださいね!

 モグランのDJたちって、色んな現場でプレイしてる人間が多いので、そのスキルの高さには定評あるんですね。パーティー全体としては、オールミックスを呼ばれる様々な音楽が鳴るタイプのものだけど、そのどこを切り取ってもハイライトになるようなシーンに溢れます。それくらい、一人一人のプレイスキルとヴァイブスの高さがあるんですね。毎年ボロフェスタの夜の部のメトロにも出演してもらってますが、去年メトロオーナーのニックさんにも「良いクルーだなあ」ってしみじみ伝えてもらったくらい。まじでみんな最高のDJですよ。

 3連休のラストの夜、気楽に遊びましょうよ!なーに、多少の二日酔い、余裕で仕事いけるっしょ!
 お待ちしています!乾杯しましょ!

[open] 18:00 / [start] 18:00  [adv] \FREE / [door] \

15(火)

『良い眺め』

カラコルムの山々 / Hello Honu / ゴリラ祭ーズ

 「良い眺め」ってえらいプリミティブなタイトルつけたな笑 山々、ウミガメ(Honu)、ゴリラときたら、なんか自然の風景が思い浮かんだだろな。本当に単純な男だな、俺は笑 フライヤーの画像も、子供の夏休みの絵日記みたいなのがデザイナー(ミキティ)から上がってきて、いや無邪気すぎるしもっとクールでサイケなやつをって最初却下しそうになったけど、その無邪気な絵に「実は怖い童話」的な狂気が感じられてきて結局採用。そもそも掴みどころの「ある」と「ない」を行き来するような3組なので、その狂気じみたサイケデリアを、とても客観的に捉えようとしたときに思う「良い眺め」なのではなかろうか、と今思ってます笑

 カラコルムの山々、初登場です。少しずつ話題に上ってきてる関東のバンドですね。名門レーベル「次世代」からの新しい刺客です(刺客って、この言葉の使い方あってるのかわかんないけど、「うお、こんなんまたやってきた!」っていつもインパクトもらえるから、つい使っちゃう)。変なバンドですよね、このバンド。向井秀徳の作品が好きなんだなってのは初期作品聴いたらすぐわかるんだけど、それだけじゃなくって、思いつくアイデアを屈託なく形にする人たちかと。そう、素晴らしいのは「形にできる」ことなんですね。オルタナティブ、変拍子、ジャズ、ヒップホップ、寸劇、様々な要素が散りばめらてるんですが、何よりもそれを音楽というフォーマットでもって演奏できているのが凄いな、と。いや、実際も観たことないからステージ上でもそれができるかってのはわかんないんですけど、多分へらへらしながらできるんだろうなあ。できてなかったらそれはそれでおもろいけど笑 まあ、天下の次世代です、そんなことはまずないでしょう。

 持ち時間長めに見たいから3マンにしよってすぐに思いついたのが、現在話題沸騰中のゴリラ祭ーズ。彼らも、まあ、なんでもやりますね。そこに恐怖を持たないというか、自分たちは演奏すれば自分たちの作品になるという自信があるというか、まあ、アイデアの宝箱やでえ!ってなるバンド?ユニット?集団?歌を唄えばそのメロウな色気に、インストになれば「あ、やっぱり祭なんだ」って思える賑やかさ、あれ、なんか楽器を全員持ち替えたぞ?と驚いても、やっぱり彼らの曲には違いないテイスト。すごいですね、やりたいことのためには手段を選ばない潔さ、まじで痺れます。こういうところがカラコルムの山々との相性がいいんじゃないかって思ったんですね。

 あんまり好きなことばっかやる連中ばっかでも、びっくり人間ショーみたいになりそうで、地に足のついた音楽をということで(他の2組も地に足はミチミチについてます)に、この中では最もベテランのHello Honuを。Hello Honuももちろんアイデアを試し形にできるタイプではあるし、だからこそこの夜の文脈に沿うと思ってのブッキング。が、最終的に歌と詩に全てを落とし込める力が、この夜の中ではもっとも美しいのではないかと思います。音のニュアンスやフレーズのセレクトセンスに、アンサンブルが合うことによる音圧、それらの音楽のフィジカルの強さも勿論素晴らしいのですが、それらが、結局は歌と詩に説得力を持たせるために存在するっていう贅沢な演奏なわけですね。いやあ、かっこいいわ。

 めっちゃ長くなりましたね。そう、書き出すと止まらない魅力にあふれた3バンドによる共演なわけです!
 こりゃあ、「良い眺め」見れそうですよね!

[open] 18:30 / [start] 19:00  [adv] \2500 / [door] \3000

16(水)

休業日

[open] / [start]   [adv] \ / [door] \

17(木)

『Star Guitar』

ワットエヴァー / speel plaats / アンツレイト

 地元のロックバンド3バンドのブッキング。ディスイズライブハウスですね!ここから始まるストーリーがあるんですよ。キャリアじゃなくて叩き上げの強さを磨いてもらうのです!(ライブハウスにおいてキャリアってなんだって話ですが、「踊る大捜査線」みてるんですよね、いま笑)

 ワットエヴァー。最近見かけないけど、Voの田村シュンス元気かな。あんなによく遊びに来てたのに最近ご無沙汰。まあ、地下に潜って鍛錬してるってことで(多分金がない笑)。シュンスの歌はとてもロマンチックで素敵。あいつの歌自体のクオリティにはまだまだ伸び白があるのはそうだけど、唄いたい歌がしっかりあるのは絶対そう。明らかに生きるのが下手なタイプだけど(バンドマンなんてそんなもんですが)、歌を唄ってる自分のことと、その歌だけは大好きでいたいから聴いて欲しいって気持ちに溢れたライブを見せてくれる。そんなシュンスのこと、俺、けっこう愛しいぜ?ついついシュンスに目が行きがちだけど、あのシュンスに付き合ってくれてるメンバーには感謝しかないよな笑
 speel plaatsは2回目の出演。しっかりめに輪郭持って曲とアレンジを詰めて伝えたい言葉があるのはわかるんだけど、フィジカルの弱さが気になって、きつめにダメ出しをしちゃった前回。他のライブハウスではどうかわからないけど、nanoはシステム上どうしてもそういう部分が丸裸にされちゃうんだよな。でもその中でしっかり説得力のあるライブをするバンドがいるのも事実。そういうバンドになっていけるポテンシャルを信じての2回目のオファーの返事は「前回のアドバイスを受けて精進中です!」とのこと。ほらやっぱり、いいバンドの匂いしかせんやん。
 アンツレイトも2回目。このバンドもnanoで育って欲しいバンドですね。nanoが持つオルタナティブな文脈にマッチしていくタイプの音楽性かと。まだ始まって間もないバンドだったと思うけど、なかなか芯のある音を鳴らしながらステージに臨んでくれていたように思えた前回のライブ。2回目のライブはリラックスもしてるだろうから、もっとしっかり出してくれそうな予感もありますが、そもそも生きていく力をどう表現するかってとこがネックになると思うので、それをナチュラルに出して欲しいですね。余計な力みなくその歌を聴きたい。と思うくらい曲がかっこいいんですよね。

 ああ、ここから何か始まればいいなって気持ちを込めて、夢があってロマンチックでパワーも感じる言葉としてケミカルブラザーズの上がるしかない曲名をタイトルに拝借。なんとかなりたいと願うバンドの息吹、感じ取りにぜひいらしてください!

[open] 19:00 / [start] 19:30  [adv] \2000 / [door] \2500

18(金)

ここで生きてるず1st mini album"にんげん"リリースツアー
『走馬灯最後の一枚』

ここで生きてるず / FATE BOX / THE HAMIDA SHE'S / Akane Streaking Crowd / ZOO KEEPER

 大阪の多幸感抜群の3ピースロックバンド、ここで生きてるずの初の流通盤のリリースパーティーがnanoで開催!記念すべき1枚目のリリパを開催してもらえること、とても嬉しいです!しかもリリース元はPangeaの吉條くん率いるTOUGH&GUY Recordsという信頼しかないもの。吉條くんという男、僕と同い年で何かと信頼できる男。ライブハウスマンとしてもそうだし(Pangeaで開催されてるイベントや出てるバンドを見てるとね)、バンドマンとしては彼がドラムを叩くレイザーズエッジは僕のヒーローの一つだし(吉條くんから「おつかれっす」とか言われると「レイザーズのメンバーが俺なんかに挨拶を…!」って気持ちになる笑)、何より愛はズやアフターアワーズ始めそのリリースするバンドたちのセレクトの美しさよ!そんなTOUGH&GUYからリリースされるバンドのレコ発、気合しか入らんでしょ!!

 さてさて、ここで生きてるず。いいですよね。まず3人とも見た目が派手。佇まいによるステージ映えでまずインパクトがある。フィジカルに伸びしろがあるのは勿論そうなんだけど、とりあえずそこは置いとこかってなる「ええライブ」を見せてくれる。とにかく今の彼らの年齢で思うリアルさはこれだ!ってのを演奏でも歌詞でも聴かせてくれる、これぞバンド!なバンドですね。音自体は往年のミクスチャーを連想させるどちらかというヘビーなものだけど、それを鳴らしながらもシリアスになりきらずファニーで楽しい部分がフィーチャーされてるアレンジメントもとてもいい。ジャケットが人型のシルエットからエネルギーが放出されるようなイラストで、それにもなんか言葉にするのは難しいけど得も言われぬエネルギーを感じるんですよね。とにかく「放ちたい!!」という彼らの意志を強く感じました。

 メンツもいいですね。って帯同のFATE以外自分で組んだんですけど笑 FATEの今の強さはちょっと異常だし、ツアーを一緒に回る兄貴のセレクト間違ってないね。カズにパワハラ喰らって成長すればいいと思うよ笑 Akaneのもつ情報過多なのにキャッチーなアレンジとの相性も超いいし、ZOO KEEPERのぶっとい芯のある音で自分の哲学を述べるスタイルも、その濁りなさがこの夜にはまる。そしてずっと生きてるずから指名の入ったハミダシもとても美しいパンクロックバンドとして頭角を遂に現してきた地元信頼株。ぶっ殺すべき相手認定ってとこですかね笑

 いい金曜の夜。最高のパーティーになる予感しかありません!これはマストカムっすね!!

[open] 18:00 / [start] 18:30  [adv] \2500 / [door] \3000

19(土)

『脳内ドライブ』

超右腕 / 雨市 / 百回中百回 / 詩央 / IKIMONO / モルグモルマルモ

 うわーい!良いの組んだよ!最高!大好き!みんなの音楽大好き!みんなそれぞれのアウトプットで見せてくれるけど、それぞれの大切にしてる音楽に沿って自分たちの表現を輪郭はっきりとしっかりライブで見せてくれる奴らばっか。揃いに揃ったね!6アーティストも登場の贅沢なパーティーの前には、まるでフェスのタイムテーブルや旅行先の地図を見て頭の中で行程を想像するような、そんな楽しみを覚えさせてくれそうで、このタイトルにしました!

 岡山の超右腕を呼んでそれを軸に制作スタート。4月頃に「年内の予定埋まりそうなので早めに声かけてほしい」みたいなSNSの投稿を見かけてすぐに連絡。3月の20周年ツアーの岡山編に出てもらってそのかっこよさを再認識した矢先で「すぐnano呼びたい!」って思ってたところだったんだよな。アメリカのインディー・ローファイへのリスぺクトありきで自分たちのロックンロールを真っ直ぐに鳴らす濁りの無さが美しすぎるんだ!
 大阪の雨市は、こういうローファイ文脈の夜には欠かせないですね。そういう音楽がベーシックにあるところが大好きなのはそうなんですが、雨市って雨市にしか鳴らせない音で演奏する。でかいとか小さいとかメロディがとか歌詞がとか、そんなんじゃなくて「雨市は雨市以上でも以下でもない」って存在感を見せつけてくれるバンド。稀有な例。酔ったVo金丸はどっちかっていうと鬱陶しいけど笑、そうじゃなきゃなってなる愛おしさもあるよ笑
 百回中百回も定期的に出演してくれて嬉しい。あの3人のキャラ故「ふざけたおもろい兄やんたち」って初見は思われることもあるかもしれないけど、Vo蛭田のロマンチシズムはあまりに輝かしくいつも感動する。ちょけた立ち居振る舞いであることが多いけど、歌を聞けば「照れ隠しかよ」とか思う笑 そんな蛭田を信頼しきってがっつり鳴らすぴっさんとガツオのリズム隊との関係性、それもまた輝いてる。
 詩央ちゃん。つい最近まで彼女の歌が好きすぎて敬称が「さん」でしたが、ダメだ俺が引いてたら彼女との信頼関係が鉄壁にならない!と思って最近勇気を出して「ちゃん」にしましたっておっさん何言うとんねん。きも。ノンリバーブで朴訥に唄われる言葉たちは、直接的な表現じゃないけれど、彼女のリアルな感情が宿った生々しい、これぞローファイの鏡みたいな歌になるんですよね。
 IKIMONO。これもまた生々しいという意味でディスイズのローファイ。そもそもドラムとギターのデュオだから音像的にもそれなんだけど、それよりもVoサキの紡ぐ歌が、生活の中で「こうなればいいな」と素直に思う願いを綴ったものであり、それに「あ、俺もそう思う」と言わんばかりに沿い切るセブンのドラムが、生々しさを煽る。オチなんてないけど「なんか見てよかった」って思えるオフビートのショートムービーのような魅力があります。
 ちょっと久々のモルグモルマルモ。色を付けたいって思ったんですよね。この夜に。アレンジの面白さというか楽器のプレイにおいて思いついたアイデアを屈託なく試すところも最高だけど、それを見事に具現化できる実力も素晴らしい。使う言葉はアイロニーに溢れてるけど、風刺漫画のようでちょっと笑えちゃう魅力がある。この日の中では最も色彩豊かな音楽だけど、最初に出てもらうことで「あ、こりゃ楽しいだけじゃないぞ」ってインパクト与えてほしい担当です!

 6バンド分しっかり書いたらめっちゃ長くなった!それくらいに魅力あふれる土曜日の夜ってことです!お待ちしています!!!

[open] 16:30 / [start] 17:00  [adv] \2500 / [door] \3000

20(日)

『数式VS人間』

e;in / cowbells / FNCTR
OA : 新カリチアル

 前日の超右腕も20周年ツアーの時にnanoで観たい!って強く思ったのがきっかけですが、この日のcowbellsも香川のTOONICEに行ったときに出会って衝撃を受けたバンド。
 cowbellsはツインドラムと同期とサンプラーのみの激ミニマル人力テクノ。TOONICEでは超酔っ払って観てたせいもあり、ぶち上って、そこまで大きくないライブハウスでの演奏なのに、まるで海外のドでかフェスで観てるライブのような感覚になりました。楽しすぎて、曲間に「井川さん(ドラムの片割れでTOONICE店長)nanoでもやってくださいよーー」「あ、お願いしますーー」って普通に会話しちゃうくらい笑 それが今回見事に実現したってことですね!
 井川さんという人は異様に物腰が丁寧で低く、そういう筋金入りのパンクの人に会ったこと何度もあるんですが、まさにそういうタイプ。振り切ったパンクの人が音が極端に少ないミニマルな音楽をやるってところに空恐ろしさを覚えましたね笑

 cowbellsをnanoに呼ぶなら絶対に一緒にやってほしかったe;in。過去にスプリットも出してる二組の盟友。でもそのの頃のe;inとは一味も二味も変わってますよね。あのスプリットが出たのが2016年だから、e;inがまた音数多くテクニカルな部分も多く、そういう意味でインダストリアルなテイストがまだあったかも。逆にcowbellsは逆に今よりも血が通ってた方かも?(今は超インダストリアル)。だからこのスプリットにおける2組の相性は抜群だったけど、今はそれぞれ180度逆の方向に振り切ったのがかっこいいですね。今のe;inときたら轟音のポストロックの最たるものなバンドだし、その音の風圧で感動して流す涙さえ乾かしてくれそう笑 とにかくすごい壁。音の壁。
 cowbellsを高松で観ながら、そのクレイジーなほどにインダストリアルな音にその名が思い浮かび「絶対対バン組む!」と誓ったFNCTR。彼らのエクスペリメンタルと思わせておいて、それら全て楽譜に起こせる決め打ちの確信犯っぷり(実際楽譜を公開していた時には爆笑した)。サブスクのカテゴリーのところはジャズになってるけど、いや、確かにフレーズ的にジャズのアプローチはあるけれど、菊池成孔が言ってた「ジャズの魅力は『事故が起こること』」ということとは真逆に『無事故』に徹底する狂気、痺れるんですよ。すげえバンドだと思う!
 この3マンでも良かったんだけど、ああ、おもっくそオルタナに振り切った夜にしたくって(十分そうなんだけどw)この中でも最もオールドスクールなオルタナパンクを聴かせてくれる大阪の新カリチアルを。こういう音楽が好きな人間の記憶に必ずと言っていいほど刻まれてる福岡の雄PANIC SMILEの存在。それを2020年代の大阪で真っ向から受け継ごうとしているのが新カリチアル。上手とか下手とかそんなの地平線の向こう側に消し去った存在感、たまらなくクール。

 うはは!めっちゃ濃いの作った!これは楽しくかつ刺激的!バキバキにテンション上がって、なんかよくわからん面倒なタイトルつけちゃった!お楽しみに!!

[open] 17:00 / [start] 17:30  [adv] \2500 / [door] \3000

21(月)

休業日

[open] / [start]   [adv] \ / [door] \

22(火)

『ナノジャム』(BAR営業+スタンダードジャズ・セッション)

[open] 19:30 / [start]   [adv] \1000with1D / [door] \

23(水)

『生きているっていうことは』

五味岳久(LOSTAGE) / 村島洋一(余類)

 まずは僕の右腕(迷惑かもしれないの承知)ミキティ誕生日おめでとう。まじでいつもお世話になってます。機嫌悪くて受け答え雑な時とかあってごめん。まだまだnanoにいてください。ボロフェスタでもお世話になってます。本当にありがとう。そしておめでとう。この先の人生でも君が健全に過ごせますように。

 月1本ミキティに制作を任せているのですが、彼女の誕生日であることを意識せずに「この辺の平日かな」ってこの日よろしくって振ったら「誕生日です」と。じゃあ好きな人呼びなさいって彼女が最初に決めてきたのが村島でした。おお、見事に自ら祝うタイプだ笑 村島の、生は勿論、死も受け入れようとして「人間賛歌とはこうあるべきだ」と唄い切る姿は、自分のこれまでの生とこれからの未来を祝うにはもってこいの代物だ。すぐにオファーを受けてくれた村島にもありがとうを。
 その後ブッキングに悩む彼女に、僕の望みというかイメージ(彼女がその音楽のことが好きなのは前提)を伝えたのが「五味くんと村島ってすげー贅沢じゃない?」。村島に昔「モグラさんが思うこの人の歌(曲ではなく)がやばいって誰ですか?」と訊かれた時に「MOROHAのアフロ?」「いやわかるすけど、そうじゃなく」「あー、じゃあ五味くん」と答えたことがある。「あーー」と頷いた村島。村島は特にLOSTAGEの曲や五味くんの歌を聴き漁っている人間ではないとは思うが、あまりにその良さを語られるのを耳にするのは常だろうし「やはりそうなのか」といったリアクションだったのだろう。

 ご存じの通り僕はLOSTAGEのガチファンであり(年間でこれほどの頻度でLOSTAGEの曲がかかるライブハウスもないだろうと思うくらい)、五味くんのソロと対バンを組むなら誰だとか贅沢なことをよく考えるが、そのうちの1人が村島だった。
 ただ、まだ早いとずっと思っていたのも事実(ガチファンの相手を選ぶにはやはり悩む。喜んで欲しいし。)。しかしながら昨年から余類(村島がギターと歌を務めるバンド)を、その意識を外に向けるようになってから、彼の歌は次のフェーズに移り、歌やギターのクオリティを成長させながらもその歌には普遍性を帯びてきたと確信がある。もはや村島は技巧派のインパクトだけではない。いよいよ人間賛歌と呼べる作品を発するようになった。結果「今だ」となり今回のことに至る。
 村島は思う様唄い上げる。景色の中にいる人間全員に届けたいという思いを込めて唄い上げる。それに対して五味君はとてもプライベートに唄う。聞きたきゃ聞いてけ、なんて粗暴なものではないが、周囲の人へよりも、彼の心情の中に刻まれる言葉たちだと僕は思う。物書きと詩人とでもいおうか、例えば、平和を願う形のアウトプットが真逆というか。うーむ、言葉足らず。ごめん。
 そのコントラストは夜の引きには間違いなく繋がると思うし、両雄並び立つ!が理想だし、でも、実は二人がアーティストとして呼応するかどうかは蓋を開けてみなくてはわからない、というのが本音だった。アウトプットが真逆だから。とはいえ、それはただの形の話で、不安になる必要などないのだが…。
 が、その不安をよそに、偶然、余類のライブを見かけた五味君が、村島を指して、歌に特化した「超人」と表現、「共演に気合が入る」、と自信のブログに綴ってくれた。やはり間違ってなかった!!と安心どころか鼻息が荒くなった。

 今このテキストを綴りながらふと視線を上にあげるとタイトルが視界に入る。この夜の在り方について、ここまで考えるということにも「生きている」実感を得ているな、と納得。ミキティ、いいタイトルだね。ありがとう。

 皆さんも、自分にとって「生きているっていうことは」何なのかに気付けるきっかけを得に、ぜひいらしてください。
 お待ちしております。

[open] 19:00 / [start] 19:30  [adv] \3000 / [door] \3500

24(木)

『イッツファンタイム!』
feat.「いってらっしゃ~い!egwくん!」の会

Guest DJ:egw(ゆ~すほすてる)
DJ:John(Seuss) / 832boy(THE FULL TEENZ) / ナツコ(メシアと人人) / うみざる(ネオンズ) / shimizuyu(YOOKs,Gue,ULTRA CUB,No Fun) / モグラ(nano)

 マンスリーDJありの呑み会イベント、イッツファンタイム!です。nanoに馴染み深いミュージシャンがDJとして集まり、好きな曲をかけ、それに対して「この曲好きだわー」とか言いながらお酒を飲んだり、好きなアテを持ち込んで「これうまいわー」とか言いながらお酒を飲んだり、「ピザ頼もう。どれにしよう。」とか言いながらお酒を飲んだり、「ピザきた」と喜びながらお酒を飲んだり、「ピザうまいわー」とか言いながらお酒を飲んだり、する回です。DJがいるっていっても本職のDJがいるわけでなく、つまりシンプルに呑み会です。しかも宅飲みにニュアンスがかなり近い、それをライブハウスの音響と機材ありきでやる贅沢な遊びです。
 いやー、これ、めっちゃ楽しい遊びなんだから、もっとたくさんの人でワイワイやりたいってことでゲストを呼ぶ音が多いのですが、今回はゆ~すほすてるのGt.Voのegw(江川)が登場。
 つい先日、仕事終わりに2階のダレカンチに飲みに行くと江川と彼と仲がいいRibet townsのメンバーと遭遇。会うなりリベタンのコーラスいのこが「モグラさん江川くんを止めてください~~」と泣きつき、何の事かと訊けば江川が急に九州に転勤になったと。僕は正直「あ、そう」くらいのもんだったのですが(東京始め遠く離れた街に距離を感じさせない付き合いをしてるミュージシャン仲間はたくさんいるので。もちろん九州にも。)、10月いっぱいで京都を出るとは確かになかなかに忙しない。よく顔を合わす人間ではあるので寂しいのは事実なので、これは壮行会的なことを催す「優しさライセンス」発動、イツファンでゲストでおいでよ!江川を囲む会やろう!となったわけです。(ただのパーティー好きのうわさあり。優しさとか自分で言っちゃうの痛いな。)
 ゆ~すほすてるのことは何の心配もしてないし、遠距離バンドなんて普通にいるし、江川ちゃんと仕事してるからさくっと新幹線で行き来すればいいし、その交通費くらい請求してもいいくらいのバンドだし、メンバーに会って「江川くん九州いっちゃうんです~どうしましょ~」と訊かれれば「バンド続けなさい」しか答えようないし笑

 ま、というわけで、江川登場です。きっと彼すげー飲み散らかして最終吐くとこまで行くと思うんで、どうか、彼に「いつでも帰ってこれる場所あるで」って感じで会いにきてやってくださいな。帰ってきたら「おかえり~!egwくん!」をイツファンで開催、そんときはゆ~すほすてるでライブやろうな!

 しかしいいな、九州に住めるの。うまい店めっちゃあるし、みんな優しいもんな。うらやま、の気持ちの方が勝った僕でした笑

[open] 19:00 / [start]   [adv] \1000with1D / [door] \

25(金)

『止まらない何か VOL.6』

(The)SEGARE KIDS / 50/50's / ムステインズ

 nanoにも頻繁に足を運んでくださるロックンロール・ウーマン(ガールと書こうとして逆に失礼ではとなった)、タカコさんの個人企画です。いつも遊びに来てくださるお客さんに「nanoで企画したい」と思ってもらえることは、いつも言ってるけどとても光栄。個人企画は、それぞれに意味合いの比重はあると思いますが、基本的に「自分の好きなアーティストのライブを好きな場所でみたい」というモチベーションが占める割合が大きく、そんなプリミティブな感情でもって企画を打つ場所に選んでもらえることの喜びはハンパありません!
 タカコさんは僕よりも先輩の方で、いつも溌溂とした表情で喜びながらフロアでステップを踏んでらっしゃる素敵な方。僕もずっとフロアで遊んでられる元気を大事にしたいと思わらせてもらえる一人です。かっこいいね!タカコさん!

 今回登場するのは3組。
 (The)SEGARE KIDS。初めましてのロックンロールバンド。2021年東京で結成ですって。すげえ名前聞くしベテランのバンドかと思ってたらそうでもなかった。今年にレッドクロスでのライブ盤がリリースされましたが、めっちゃかっこいいな!粗暴でかっこいい唄い回しも印象に残るけど、それを支える重たく太いリズムグルーヴがたまらないすね。60年代ブリティッシュのオールドスクールな空気もありつつ、トラッドというにはアー写見る限りSG2本というミッドの渋滞笑 ハードロックの匂いがするリフ押しもあり、もうなんかロック満漢全席ですね笑 最高のエンタメの予感!
 50/50'sもバンドでは初めて。というのもGt.Voの礒崎はソロで2度ほど出演あり。彼のソロ、曲も佇まいもプレイもめちゃくちゃかっこよくって大好きなんですよね。バンドはドラムとのデュオで、どんな感じなんだろ、けっこうトラッシュなのかなって思ったら、ちょっとビビったね。めっちゃ渋いタイプのブルーズではあるけど、リズムでもってそれをこ馬鹿にしてるようなファニーさがある。やっぱどこかふざけてたいやん、いろいろあるけどまぁ楽しくやろうぜ、な空気が満載。これはやばい。最高。いや、こりゃ超好きだ。
 んで、久々のムステインズ。大好きなんだよな。サクラの歌とギター。俺の!弾きたい!ギターを!弾くねん!!!!っとでかい声で言い続けるようなプレイはマジ爽快。観てて気持ちいいんだよな。浪花節の効いた詩も大好き。面白おかしい言い回しだったりするんだけど、ぽろっとめっちゃ良いこと唄ったりするところ、マジ愛の歌ばっか。ちょっと泣けるときあるよね。個人的には「かあちゃん俺のバンドTシャツ着るなよ」の親子愛がホントにアンセム。

 え、この3マン完璧ちゃう?3バンドの音源聴きながら思った。落としどころがないのは当たり前、絶妙のバランスでありながら、マジディスイズ!すげえな!完璧なブッキング!さすがっす!タカコさん!
 超楽しみなんですけど!!!

[open] 19:00 / [start] 19:30  [adv] \2500 / [door] \3000

26(土)

『Dancing in the Moonlight』

Ben Wood Inferno(Austria) / ZOOZ / Lightning Swells Forever / ODDLY / Year After Year

 ロックパーティーが続くぜ!
 オーストリアからジャパンツアーでやってくるBen Wood Inferno。3ピースのロックンロールバンド。3ピースのロックバンドのグルーヴってこうあるべきだよな!って演奏を聴かせてくれそう。跳ねたビートには往年のスティーヴィ・サラスのようなドライブ感満載、エイトビートになればこれしかないっしょって疾走感溢れるロックンロール具合。曲の表情はたくさんあるんだけど、結局このバンドの曲になるんだよなって感覚は、昔初めてツェッペリンを聴いた時の感覚に似てる。とはいえ、ギターの歪み方始め音の耳障りはハードロックのそれに近いニュアンスで、ジョンサイクスがいるころのシン・リジーかも。ああ、でもAC/DCのようなリフで押してくる曲もあるな。これもロックの宝箱やでー!かっこいいなあ。

 ロック・トレジャー・ボックスがヨーロッパからやってくるので、ブッキングもロックであればなんでも来いって「ロック世界選手権」のつもりで組みました。
 まずはZOOZ。2000年代前後のアメリカやイギリスのガレージリヴァイヴァルやシンセポップを無骨に4人で小細工無で叩きつける様には前から定評ありましたが最近になってさらにそこが強くなった気がします。「これをこのバンドでやる」と決めて最初動き出してからそれを突き詰める方向性、手癖や好きこそとかそんな話じゃ遂になくなってきて、次のフェーズに入ったというか。ジェダイの才能開花するってか、セブンセンシズに目覚めるってか、なんかそんなんなってきた。
 Lightning Swells Forever。Ben Wood Infernoが決まって、ハードロックだなって最初に声かけたのは彼ら。ストーナーロックのバンドですが、サウンド・ガーデン他のグランジにある重たさよりも、3ピースのロックンロールバンドであるためにということへの比重が高い。だからこそのキャッチ―さがあり、でもストーナーたるものフィジカルだけは誰にも負けてはいけないって筋肉っぷりはマジ信頼のタンパク質。(は?)
 ODDLY。華やかなスタジアムロックやハードロックとは真逆のナードなインディーが基本にある音楽性ではありますが、音が強いんだよな。結果派手。Gt.Vo.ユタニの尖り倒した立ち居振る舞いにはファンクラブあってもいいと思う。もう一人のGt.Voのナベの音楽を信頼してる人間にしか出せないステージへの没頭っぷりにも華がある。リズム隊はKiong・ハッチョリもまたどちらもDJも色んなパーティーで務めるくらい音楽って存在を信じ切ってる。鉄壁。
 Year After Yearも芯のあるロックバンドですね。彼らもODDLYと同じくナード側ではありますが、その鳴らし方とアレンジの展開は意志とドラマを確実に孕んでいて、壮大な映画を見ているような感覚に陥るときがあります。それぞれがそれぞれでバンドに対して強い思いを持っているが故、マインド的にぶつかるときもあるように見えます(ライブ後に音やバンドについて真剣に話し合ってることもしばしば)が、だからこそハマった時の瞬間の輝き、まじで感動もの!

 いやはや、情報多いっすね!だって世界選手権のつもりですからね!なんせ!タイトルはシン・リジーの名曲から拝借。サビのカウンターメロディが元々はサックスのフレーズなんですが、サイクス期のめっちゃ歪んだギターで鳴らされるの好きなんだよなー!なんか、そういうのです!お楽しみに!

[open] 17:30 / [start] 18:00  [adv] \2500 / [door] \3000

27(日)

『コロブチカ 1st EP「ワンダーアラウンド」Release Tour』

コロブチカ / 村上友哉(明日、照らす / さよならパリス) / オートコード

 今の関西若手注目株の一つコロブチカのリリースツアーのファイナル公演です。盟友のオートコード、そして愛してやまないシンガー・村上を見事に引っ張ってきての3マン。最高のメンツやね。音楽的な内容というより、コロブチカの意志を感じるラインナップだと思う。

 今の京都の20代前半から半ばのバンド、元気なやつらが多いですね。名前を挙げようと思ったけど面倒だからやめとこって思うくらいめっちゃいる。しかも、最近は大学卒業して就職してもバンド続けるのが当たり前って風潮があって、無くならないよね。10年位前なら卒業して就職ってタイミングでその世代のバンドが一気に減る、その中で残ったのがこれだ!みたいな流れでしたが、みんなずっとやってる。頼もしい。と、ありがたい。
 が、一つ懸念があるとしたら「バンドをやめない。続ける。」ということが目的になってないか?と思うことがある。最近の若いミュージシャンはとても器用で合理的だから、そつのない演奏を見せてくれるし、それをするための方法論を学ぶのも早い。だからこそそれなりの評価ももらえるし、続けるモチベにも繋がる。が、そこからなんだよな。音楽も人生ももっと深い。そこを仕事しながらでも突き詰めていってほしい。

 そんな懸念を吹き飛ばすような若いバンドの一つがコロブチカだ。彼らはまだ大学生だし、将来のことをまだ置いておけるというアドバンテージは確かにあるかもしれない。が、それにしても月に5本も6本もライブをやる(時期にもよるだろうが)若いバンドは珍しい。とにかく「ええライブをしたい」「ええライブをするには」ということに飢えてる。Voの北原は、いつだってフロアで両手を突き上げてぶち上ってる男だけど、それは単純にたのしくってやってるところもあるが、実は「ちくしょう!俺だって!」って気持ちが生まれて悔しくってその反発なのかもしれない。で、きっと、俺が悔しそうにフロアにいたら演者に失礼だ!とかも思ってるだろう。なんせ優しいから笑
 
 で、北原の歌が生まれる。
 『俺の好きな音楽を俺はまだかけてない。めちゃくちゃ痺れてきたバンドのようになってるかっていうとそんなのにはまだ成れてない。まだまだいける。でもこのままバンドできるんかな。いや、やるしかねえ。いや、でも…。ちくしょう悔しいな。いや、ちょっと待て、音楽はやっぱ最高やん。あのバンドの新譜まじリスペクトやん!ライブやるしかねえ!曲かくしかねえ!あれ、就活…?あ…どうしよ…とそっと思考に蓋をする…。また悔しくて涙が出る。』
 そういうごちゃごちゃしたのを、全部曲にする。そのままの感情でもってステージで唄う。だからリアル。北原の歌は北原にしか唄えない。北原の歌はコロブチカにしか演奏できない。『お前はそれでいいし、それが好きやで』と言わんばかりのベースの平田歩がいなきゃ鳴らせない。そりゃかっこいいわな。
 
 北原は今nanoでバイトしてくれてる。もう、びっくりするくらい、仕事を憶えるのがゆっくり。いつも僕に怒られてる。こんな仕事できない若い奴まだおるん?くらい。でも、最近のあいつのステージを観てると、こんなにかっこいいやつが働いてくれてるnano最高じゃない?って思う。不器用で一本気。音楽のことをひたすらに信用してる。自分が信用できる音楽を自分で作って演奏し続けようとする姿、かっこいいぜ?

 いつも怒ってるっていったけど、よく考えたら僕もミキティも不器用で一本気な人間代表なとこあるわ笑 
 だからコロブチカの歌、真っ直ぐに好きになれるのかもな。
 

[open] 18:00 / [start] 18:30  [adv] \2500 / [door] \3000

28(月)

休業日

[open] / [start]   [adv] \ / [door] \

29(火)

『アタックNo.1』

Jose / WTSKZ / Half Years ROM / Spring For Me

□配信URL:nanoのYoutubeチャンネル
*チャンネル登録お願いします!
□投げ銭方法:
STORES.jpにて投げ銭札をご購入下さい。

[open] 18:30 / [start] 19:00  [adv] \2000 / [door] \2500

30(水)

『≧生活の音』

life crown / Lup / misomania / ホームイズヒア

□配信URL:nanoのYoutubeチャンネル
*チャンネル登録お願いします!
□投げ銭方法:
STORES.jpにて投げ銭札をご購入下さい。

[open] 18:30 / [start] 19:00  [adv] \2000 / [door] \2500

31(木)

ボロフェスタ2024に協力のため休業

[open] / [start]   [adv] \ / [door] \